昔は温泉神社のあたりに「上の湯」という共同湯があり、それに対しての「中の湯」という命名らしい。
3つの共同湯の中では一番小さい。

写真ではわかりにくいが、建物の裏に源泉湧出地がある。
噴気泉なのだが湯量は豊富で、「湯荘白樺」にも供給されている。
奥塩原 新湯温泉 「中の湯」

こちらも入浴料300円は表の料金箱に入れるシステム。
同じく宿泊者だったら無料。

男女別の内湯が1つずつだが、何ともそのこじんまり感が逆にソソる
「むじなの湯」は一番風呂だったが、さすがにそこで時間を使ったため、「中の湯」は先客が一人いらした。
中にあった「必読」と赤字で書かれたパネルを読んで時間をやり過ごす。

地元の人だけでなく、誰しもが共同で使用するという意味での共同湯、マナーはしっかり守りたい。
さて、先客に朝の挨拶をし、入れ替わりで浴槽に向かう。
実際そうしないと、二人でもいっぱい感がある浴場の大きさだからだ。
桶とかを片づけてから写真を撮ればよかった(^_^;)
それほどフル木造の浴場は狭くても風格が漂う。
浴槽周りにはもちろんこちらもカランなどはなく、写真の手前側に水道の蛇口があるだけ。
洗い場は頑張って3人、浴槽はまあ2人サイズだろう。
「むじなの湯」よりやや濃く白濁した湯は、源泉温度68度の単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)。
成分総計は0.344g/kgと「むじなの湯」の1/3ほど。
実際マイルドに感じる。
ただし硫化水素成分の総計は87.5mgと、「むじなの湯」より多い。
塩ビ管から直の湯口からは源泉が噴出するように出ている。
バルブがあり、自由に量を調整できるのは嬉しい。
もちろん完全かけ流し。
アブラ臭はごく僅か。
コクのある硫黄臭も淡めで、pHは2.6と「むじなの湯」より酸性が強いのだが、レモンを思わせる酸味もややマイルドに感じた。
淡いタマゴ味もある。

これらのマイルド感は湯温のぬるさによるものもあるだろう。
実際40度あるかないかぐらいの温度だった。
スベスベ感はわりと感じられる。
自然湧出の「むじなの湯」、混浴の「寺の湯」と比べると、話題的にも泉質的にも地味な「中の湯」。
でもこの狭さはなかなか愛らしく、やはり新湯になくてはならない共同湯の1つだ。
奥塩原 新湯温泉 「中の湯」
栃木県那須塩原市湯本塩原
0287-32-4000(塩原温泉観光協会)
入浴料 300円(宿泊者は無料)
<源泉:共同噴気泉>
単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)
(酸性・低張性・高温泉)
68度
pH 2.6
成分総計 0.344g/kg
120.6リットル/分
約10cmに白濁
微々アブラ臭、淡いがコクのある硫黄臭あり
酸味、淡タマゴ味あり
スベスベ感あり
完全かけ流し
2015年4月入湯
※数値はH17年の分析書より






