飲んだのは結構前なのだが、どこにもアップしてなかったので、備忘録として。
スペインはぼくの好きな産地、リベラ・デル・デュエロのグランレゼルバと来ればウニコを思い出すが、今回は知名度ほどあまりないがそれに迫るワインであろう。
Perez Pascuas Gran Reserva 1991

ブドウはもちろんティンタ・デル・パイス、すなわちテンプラニーリョ。
ボトリングのナンバーがあり、ぼくのは1336本目だ(何本生産したかは知らないが)。
91年なので20年以上経っているがそこは渾身のワイン、まったく痩せてなかった。

しっかりとダークな黒味を帯びた色だが、濃さだけを目指しているワインではないことはすぐわかる。
発酵乳製品の深い香りが全体を包み、完熟果実の甘いニュアンスも香る。
ケモノっぽさやスパイシーさもあって、実に複雑だけどよく調和したアロマワールド。
ボディもしっかりあるのだが重すぎず、まさに飲み頃、いやまだまだ先があるかと思わせる。
酸味は十分にこなれ、甘味は存分に生きており、タンニンもまだまだ現役。
余韻には大人な苦味が残り、完成度の高さが素晴らしかった。
これだけ熟成してこのレベルのスペインワイン、これからどれだけ出会えるだろうか。