
時刻は17時を回り、広い空に夕陽が映えはじめていた。
鏡野温泉はプレス工場の敷地内にあった。
駐車場にはそちら関係と思われる車も停まっており、温泉施設の駐車場にしては変わった風景。

奥には薪がたくさん積まれ、さらに奥ではしっかり焚かれている。
鏡野温泉は冷鉱泉であり、薪で加温しているのである。
鏡野温泉

入浴料は500円。
ちなみに、まっとうな温泉の温泉手形にも載っているが、無料入浴は期間限定だったそうだ。
今は使えないので注意

浴場は男女別にメインの内湯と小ぶりな露天風呂がある。
内湯大浴槽は、源泉温度18.9度の冷鉱泉を加温にて使用にしては十分に広い。
温度を保つため循環をしているが、オーバーフローもあり、かけ流し併用使用である。

湯口は2つあったが、使用されているのは浴槽内に導かれた左側のみ。

注がれる加温された源泉は無色透明。
pH9.0のアルカリ性冷鉱泉。
厳密な意味の泉質名ではない。
成分総計の0.46g/kgの低張性。
目立つ成分は炭酸水素イオンが284.9mg、炭酸イオンが11.1mg。
決して多い数値ではないが、ツルツルとした浴感が期待できる数字だろう

詳しい風味は源泉まんまにインプレッションに置いておき、その浴感は想像通りのツルスベ、いやヌルスベとも言うべきか
しかも循環併用なのに、細かな泡付きがある
僅かに塩素臭を感じるのは残念だが、薪加温による薪臭は悪くない。
ほろ苦さを感じた。
さて、洗い場も浴槽サイズに見合った広さがある。

そして案の定、カランやシャワーを捻ると、源泉が出てきた
湧出量が150リットル/分あるからであろう。

源泉はタマゴ臭があり、甘くてタマゴ味ももちろんある
シャワーも温度を一番低くすると、冷鉱泉まんまが出てきた。
またもや修行の冷鉱泉浴び…まあ余裕ですが

ステンレスの浴槽、かけ流しとしている表記も見かけるが、観察したところ循環併用のかけ流しか。
塩素臭が内湯より強いのが残念であった。
湯口の横の塩ビ管が下に伸びているのがね(^^ゞ

塩素臭もしないときもあるようで、冷たい源泉も楽しめるし、薪による加温で身体も心もしっかり温まるであろう
鏡野温泉




