※東鳴子温泉 「まるみや旅館」は閉業しています
高友旅館をチェックアウトし、向かいの廃業した旅館Tの状況を少し観察。
生い茂る濃い緑が逆に寂寥感を増大させた。
さて、鳴子温泉郷の後は山形に向かう予定なのだが、最後に顔を出しておきたい宿がもう一つあった。
2012年に鳴子を訪れた際に2泊した、東鳴子温泉「まるみや旅館」。
そのときのレポートはこちら。
アポイントも取ってないし、元々のみ不可、立寄り入浴ができない宿な上、現在とある事情により宿に電話をかけても直接話はできないことはわかっていた。
なので顔を出して、ご主人の姿が見えなかったら書置きだけ残して去るつもりで向かう。
ぼくが世話になった後に奥さんを亡くされ、大変な状況を経て復活されたので、ファンとして素通りするわけにはいかないのだ。
玄関先まで行くと、ちょうどそこでご主人が用事をされていた
東鳴子温泉 「まるみや旅館」
しばし上り框に腰掛けながら色々とお話を伺った。
あの奥さんがいらっしゃらないなんて信じられなかった。
それでもご主人の、相変わらず人懐っこい元気そうな様子を見られて満足。
お暇しようとしたら、「風呂に入っていくでしょ」と嬉しいお誘い
せっかくなので、いただいていくことにした。
このときは女性客が居なかったので、女湯(御婦人浴室)も入ってもよいとのこと。
前回はもちろん入れなかった女湯は後に回して、先に男湯(殿方浴室)から。
なお、再訪なので比較的簡単に紹介を。
不足分・詳しいインプレッションは前回をご覧あれ。
浴場へは階段を下る。
浴槽で白緑灰色にやや濁りの湯は、自家源泉と配湯の混合泉。
詳しくは「まるみやの湯1号泉・まるみやの湯2号泉」と「新井第2号泉・新井第5号泉・動力揚湯源泉・唐竹沢源泉」の混合となる。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉…これは自家源泉のみか。
これまた純重曹泉なのだが、馬場温泉とも高友旅館とも全くといっていいほど違う。
47.5度、完全かけ流しにて使用している。
こちら↑が自家源泉の「まるみやの湯1号泉・まるみやの湯2号泉」。
仄かなアブラ臭と淡い金気臭がする。
まろやかな鉄味がある。
こちら↑が「新井第2号泉・新井第5号泉・動力揚湯源泉・唐竹沢源泉」。
淡いアブラ風味と甘味を感じる。
スベスベ感があった。
この金気がやはり存在感を出しており、まるみやさんならではの湯って感じだ
配湯の湯口側でも半顔ショットを
ちらりと見える洗い場はこんな感じ↓。
洗い場もシンプルでシャワーもないのが逆によい佇まいだ。
さて、女湯側を見上げる。
天井は経年の温泉成分で相当なことになっているが、では前回未湯の御婦人浴室へ
繰り返すけど、ご主人の許可を得て入ってますから
使用している源泉は男湯と同じなのだが、それぞれの湯口からの投入量バランスが違うのだろうか、浴槽での湯の色が違う。
女湯の方がやや明るい色だ。
そして赤茶系の沈着芸術も美しい。
写真では分かりにくいが、実際に独自源泉の投入量↑が男湯より多い。
配湯の湯口は、女湯ではこんな↓感じ。
男湯も絞っていたが、女湯もさらに絞っていた。
浴感の違いまではさすがによく分からない。
重曹泉らしいスベスベ感が心地よい。
ちなみに炭酸水素イオンは454.1mg。
pHは6.8。
成分総計は1.0598g/kg。
ただし数値が平成5年分析だし、混合率も毎回違うから、あくまで参考まで。
男女の湯を比べると、このときは女湯の方が状態がよかった気がする。
同じ源泉でもこうなるのだがから面白い。
さて、配湯の「新井第2号泉・新井第5号泉・動力揚湯源泉・唐竹沢源泉」のみを使った混浴の浴場も、せっかくだからいただくことにした
こちらの浴槽は広く、数人がゆったり入れる。
色はほんの僅かに黄色がかった透明。
この桶が同化したユニークな湯口は何度みても面白い。
配湯だけだと温度は74.6度。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉となる。
pH8.0の弱アルカリ性で、完全かけ流しにて使用している。
淡いアブラ臭と甘味を感じた。
しっかりとしたスベスベ感がある。
この2種の浴槽、正確には3種だが、これをローテーションしての湯治はここでもやっぱり贅沢だ。
帰り際、寸志をお渡ししようとしたが、受け取ってもらえなかった。
まるみやさん、ご主人、ありがとうございました!
これからも頑張ってください~!
また泊まりにいきます
なお訪れた時点(おそらく現在も)での注意事項・お願いです。
こちらのお宿、電話は常時留守番電話対応となります。
また宿を訪ねられても、玄関先で大きな声で決して案内を乞わないでください。
寝てられる方が起きてしまいます。
ご主人より追記(一部修正):「茶の間に居る要介護の老父がハッ○ョウします」
今回ぼくは縁あってお湯をいただきましたが、基本的に立寄り不可なのは変わりません。
宿泊の際はご主人と待ち合わせをしてのチェックインとなります。
※これらはもしご主人から指摘があれば、随時訂正させていただきます。
東鳴子温泉 「まるみや旅館」 ※閉業しています
宮城県大崎市鳴子字赤湯33-2
0229-83-3139
殿方浴室・御婦人浴室
<源泉:まるみや1号泉&2号泉+ 新井第2号と5号、唐竹沢源泉、動力揚湯源泉の混合泉>
ナトリウム-炭酸水素塩温泉(低張性・中性・高温泉)
47.2度
pH6.8
成分総計 1.0598g/kg
(数値は自家源泉のみと思われる)
白緑配色やや濁り(女湯の方が色が明るい)
微アブラ臭・淡金気臭あり
まろやかな鉄味・甘味あり
スベスベ感あり
完全かけ流し
混浴浴室
<源泉:新井第2号と5号、唐竹沢源泉、動力揚湯源泉の混合泉>
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
74.6度
pH8.0
成分総計 1.8742g/kg
微々黄色透明
淡アブラ臭あり
甘)味あり
しっかりしたスベスベ感あり
完全かけ流し
2014年9月入湯
※数値はH5,S63の分析表より






















