宿泊もできる温泉施設である。
矢立峠で現状で一人勝ち状態なのかもしれない大館矢立ハイツ、外観からそそるものはないのだが(^^ゞ、立寄り入浴料が350円ということもあり、立寄ってみた。
大館矢立ハイツ

激渋い状態を見た後にこの建物に平然と入る自分に対して忸怩たる思いも沸き起こってくるが、そこは感情を押し殺す(^_^;)
駐車場もそれなりに車がとまってるではないか…流行っている。
そんなこんなでいつもの到着半顔ショットを撮り忘れた(^o^;)
建物に入る前に回りを観察。

お、オレンジの沈着ロードが上から続いているではないか…そしてこの壁のオレンジ
ただし乾いていたのて深追いはしなかった
では建物内に。
入ったらそこが道の駅だった。

では浴場へ。
内湯は結構人が居たのでまずは露天エリアへ。
いきなり一番状態がよさそうな湯の浴槽へ向かう。
杉の味噌樽に源泉を注ぎ込んだ一人用の浴槽だ。

一般的なツボ湯よりかはかなり深い。
浴槽内では少し暗緑色を帯びた黄茶色に濁っているが、源泉は透明である。

源泉温度47.6度のナトリウム・カルシウム-塩化物泉を完全かけ流しで使用している。
淡いがコクのあるタマゴ臭はなかなか良いではないか
金気臭もある。
鉄味と苦味を帯びた塩味。
鉄イオンは計19.4mgと、もう少しで含鉄となる値。
苦味はカルシウム510.4mgの他にマグネシウム171.8mgというのも手伝っているだろう。
そして仄かだがダシ味と甘味も少し感じた。
臭素っぽい風味もある。
湯口周りにも橙茶色系の析出が見えるが、浴槽の外にも形成されている。

成分総計は8.37g/kgだから等張性なはずなのだが、分析書では低張性扱い。
pHは6.7と中性。

さすがに熱いが、湯は新鮮。
物理的にも明らかだが、結果的にすべての浴槽でここの樽風呂が一番新鮮と感じた。
熱いせいか最初はピリピリするが、硫酸イオンは4.9mgと少なく、ちなみに炭酸水素イオンは505.8mgある。
総計からみるとそれほど特徴が出る数値ではないが。
全体的な浴感はスベキシといった感じ。
こうやって見ると、色味的にも自分が味噌になった気分
では露天風呂へ。

空気に降れる時間が長いとご覧のようにオレンジ色となる。
とは言え、こちらも完全かけ流し。
デザイン的にも面白い。
実は陽の光で露天エリア自体の床が熱く熱され、浴槽内もしっかり熱いという、逃げ場がない状態(^_^;)
樽風呂でかなり観察できたので、内湯へ戻った。

トドってる先客が二人ばかりいらっしゃったが、失礼して撮影m(u_u)m
浴槽はご覧の通り広いL字型。
色味がよくわからないので、角度を変えて2枚ほど。

赤茶色の沈着、析出物もあちこちに。
そう、こちらが現在の赤湯なのだ…複雑な気分。

この大きな浴槽も完全かけ流し。
以前はろ過して透明な湯を消毒して使っていたみたいだが、源泉を掘り直したのか湧出量も240リットル/分あり、無し無しの湯使いを可能にしたのだ。
その新源泉「新矢立温泉」の掘削により、矢立温泉「赤湯」の湧出量が減ったという話も聞いたことがある。
自然はやはり残酷なところもあるというわけだ。

さすがにこれだけ大きな浴槽だけに、湯が熱くて困るということは無かったが、しっかりとした成分の塩化物泉だけあって、温まりはハンパなく、トドりたくなる気持ちもよくわかる
時間のない我々にはそんな火照りを冷ますのに格好の水風呂があった。
しかも魅惑のポリ浴槽

まあ注がれるのは真水、特にインプレッションも書かないが、気持ちよかった
秋田県大館市長走字陣場311
0186-51-2311
入浴料 350円
<源泉:新矢立温泉>
ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(等張性・中性・高温泉)※分析書では低張性と表記
47.6度
pH6.7
成分総計 8.37g/kg
240リットル/分(動力揚湯)
源泉で無色透明
浴槽で暗緑黄茶色~オレンジ色~赤茶色
淡コク硫黄臭、金気臭、淡臭素臭あり
鉄味、苦塩味、微ダシ味、微甘味あり
赤茶色の沈着、析出物あり
スベキシ感あり
完全かけ流し
2014年8月入湯
※数値はH19年の分析書より




