いくつかの民宿が並ぶ中、500m掘削した自噴する自家源泉を持つ民宿が「文伍」である。

金山町のサイトを見ると立寄り可能時間は8時~21時になっているが、フラれることもあると聞いたがどうか。
玄関は開け放たれていたが、案内を乞う声に反応がない。
叫んでもダメだ(^_^;)
建物の周りをウロウロしたところ、母屋の方ではなく、湯小屋の方でご夫婦ともに掃除中だった。
というわけで、無事立寄ることが可能に
小栗山温泉 「民宿 文伍」

立寄り入浴料は300円。
ちなみに玄関からは上の写真にも見える渡り廊下を渡って湯小屋へ向かう。

男女別の内湯と混浴の露天風呂がある。
露天風呂はやってないときもあるようだ(要確認)。
注がれる源泉はみな同じ。
まずは男湯へ。
浴槽も小ぶり。
50.7度の源泉を加温も加水もしないで完全かけ流しにて使用するにはこのぐらいの浴槽がちょうどよいのだろう。
加水用の蛇口もあるが、この日は加水されてなかった。
オーバーフローは窓際の溝から流れ出る。
析出物はコテコテまではいかないものの、黄色・赤・茶色など沈着と共にそこそこに形成されている。

注がれる源泉はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉。
pHは6.7の中性。
湧出量は100リットル/分あるとのこと。
注がれる量は多くない。
それでも析出物の盛り上がりはイイ感じ
総計は3607mg/kg。
仄かな黄白色にささ濁り。
僅かに金気臭・鉄味があり、弱めの塩ダシ味もある。
重曹の甘味もしっかり。
浴感はトロみも感じるしっかりしたツルスベ感。
甘味具合からも、炭酸水素イオンの数値もかなり高いと思ったら1082mgだった。
でも炭酸イオンは0mg。
結構あると思ったんだけどな…数値の予想はなかなか難しい(^_^;)
ちなみに硫酸イオンは570.5mg。
他に気になる数値だと、遊離二酸化炭素が307.8mgとわりとあるのだが、浴槽レベルで泡付きはほとんど感じられなかった。
女湯は壁を挟んでシンメトリーになっている。

誰もいないので写真だけ撮らせてもらった。
男湯よりもちょっとキレイかも
窓の向こうに源泉の井戸があるのかと思ったら違った。
それぞれの湯口へは地中からのパイプで導かれており、源泉井は離れた田んぼの真ん中にある。
蓋をされているコンクリ枡の中は源泉ではない。
では露天風呂へ。
混浴で入口は一つ。
脱衣所は外にある。

もちろん完全かけ流しだが、湯口から出る源泉は全量が浴槽に流れ込むのではなく、温度調整のためにある量は浴槽外に逃がすようになっている。
逃された源泉は浴槽外に川となって流れ、温泉藻・温泉苔の繁殖地になっている
泉質のせいもあるが、掃除してからたまたま時間が経っていたのか、露天風呂の印象はとにかくヌルヌル(^o^;)
浴槽内で移動するのも大変な具合だ(^_^;)
まあ野湯を楽しむ人からすれば、全然楽勝な状態だろうが。
湯面には泡というか白い結晶のようなものが多数浮いていた。

湯はぬるめだったので、源泉投入量を調整しようかと思ったが、件のヌルヌルのためやめた(^^ゞ

このヌルヌルを差っ引いても、しっかりとしたツルスベ感はやはりこの源泉の特徴である。
民宿のため2食付で泊まっても7500円からとなかなかリーズナブル。
特徴ある湯が並ぶ金山町内では素通りされがちなエリアだが、さすが湯の個性は十分アピールがあった。
小栗山温泉 「民宿 文伍」
福島県大沼郡金山町小栗山字堂平2154-1
0241-54-2934
立寄り入浴料 300円
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉(低張性・中性・高温泉)
50.7度
pH6.7
100リットル/分(掘削自噴)
成分総計 3607mg/kg
白黄色にささ濁り
微金気臭あり
微鉄味、淡塩味と淡ダシ味、重曹の甘味あり
しっかりしたツルスベ感あり
完全かけ流し
2014年7月入湯
※数値はH21の分析表より











