途中に立寄ったのが「あいのやまの湯」。
「あいのやまの湯」でピンとこなくても、前橋荻窪温泉と言えば、湯好きなら聞いたことがあるであろう。
現状の営業の前、仮設での時代、埼玉の同じく仮設だった清河寺温泉と共に湯好きのハートを鷲掴みにした、あの「前橋荻窪温泉」の現在の姿が「あいのやまの湯」である。
仮設で高い評価があった湯は本営業になるとガッカリというパターンが実に多い。
色んな規制をクリアしての本営業だろうから、ある意味仕方ないのかもしれない。
仮設の「前橋荻窪温泉」時代に行けなかったので単純に比べられないが、現在はどうだろうか。
前橋荻窪温泉 「あいのやまの湯」
丘の上になかなかモダンで広い建物である。
大きな規模だなと思ったら、道の駅「赤城の恵」と併設だった。
入浴料金は510円。
17時を少し過ぎた時間だったが、かなり混んでいた。
よってあまりロクな写真が撮れずじまい。
浴室内は淡いアブラ臭が漂っている。
かけ湯がかけ流しだ。
メイン浴槽はかなり広い。

ほぼ無色透明の湯は源泉温度48度のナトリウム・カルシウム-塩化物温泉。
湧出量は400リットル/分と十二分な量があるが、分析表の利用状況を見ると、湧出量を補うために加水とある。
そのために加温もしており、循環ろ過も。
そして塩素消毒ありとなっている。
ああ、幻の前橋荻窪温泉…仕方ない、これが現状だ。
これはどこの湯口か忘れたが、淡いアブラ臭と苦味のしっかりある塩味がする。
苦味はカルシウムが1762mgと多いためだろう。
塩素臭はあまり目立たなかった。
循環だがオーバーフローもあり、併用かけ流しといったところか。
露天風呂に出てみた。
こちらもそこそこの賑わい。
湯の総計は11.5g/kgと高張性(平成21年)。
平成16年の分析表だご9.92g/kgと等張性なので、ここ数年で濃くなったのか。
かなり温まる塩化物泉である。
pH 7.7の弱アルカリ性で、ややスベ感があった。
炭酸水素イオン(33.0mg)も硫酸イオン(4.6mg)も共に少なく、純に近い塩化物泉だ。
臭素イオンが23.1mgあり、この辺はアブラ臭の元になっているのか。
アブラ臭以前に臭素臭がもっと目立つぐらいの数値と思うが、それは貯湯や加水・加温で抜けてしまっているのかもしれない。
こちらで純粋にかけ流し浴槽を楽しむためには、別料金の貸切風呂だ。
2時間で3080円だったため、スルーせざるを得なかった

サイトから写真を拝借。

100円の仮設時代は貯湯タンクもなく、掘削自噴をそのまま投入していたらしい。
さすがにそのときの新鮮さはさすがにもう望めないであろう。
この後はグッと前橋市中心部に行き、もう1湯だけ立寄った。
前橋荻窪温泉 「あいのやまの湯」





