例によって法事で実家に帰省中。
父の逝去後は何かといただきものが多いようでありがたいばかりだが、中にはおとりよせ的な銘品もあったりする。
今回思わず唸ったのが、神戸の蒲鉾の銘品、「かいや焼きとうし蒲鉾」。
蒲鉾は今では蒸して作るのが普通だが、元々は焼いていたらしい。
その昔ながりの製法を守り通してきたのが文政九年創業の「かいや」。
ここの蒲鉾は鱧(ハモ)だけを使用している。
関西人は鱧と聞いただけで、なぜかテンションがアガる(^_^)
しかもよい鱧が入らないと作らないらしく、基本的には電話で様子を聞いて予約して買い求めに行くような品だそうだ。
鱧の身の他は塩、みりん、砂糖、卵白のみ。
繋ぎのでんぷんなど使わず、上記の材料をすり鉢ですり、板つきにして焼く。
焼き色が深く、身の白さが引き立つ。
甘みを伴った何とも言えない香しさは、もち米使用の三河のみりんの仕事らしい。
歯ごたえはしっかり、味わいも実に濃い。
甘味がしっかりあるのだがそれでいて品があるのは選び抜いた鱧の仕業だろう。
何も付けずにしっかり美味しく、わさび醤油でまた化ける。
当然のように日本酒がすすんでしまった(^^ゞ
この美味しさ、練りものが苦手な人にもぜひ試していただきたい。
ちょっと格が違う蒲鉾の逸品。
