戸倉国民温泉

長野の温泉シリーズがまだ終わらないのですが、いよいよ終盤～(^_^;)

渋温泉からの帰りによく立ち寄るのが戸倉上山田温泉。

有名な温泉地だけど訪れるたびに感心・感動する湯があるのが長野の湯の底力ですなぁ。

今回はまず、以前休業日でフラれた戸倉国民温泉へ。

戸倉国民温泉

株式会社戸倉国民温泉ですよ、自分が勤めるならこんな名前の会社に勤めたいなぁ。

さてドアをあけるとすぐに番台。

そして拡がる脱衣場。

この景色、大好きだ。

先客は２人ぐらい。

これはゆっくり観察できそう。

とは言え気持ちは逸るのである

浴場に踏み込むと、いきなり湯船の美しさに目を見張る！

青色系の小さなタイルを使った美しい曲線の湯船。

透明な湯の場合、ぼくが一番好きなタイプの湯船だ。

温泉一朗さん、ここも見事ですよ！

そして浴場内に香る心地よい硫化水素臭。

戸倉上山田に多い緑系ではなく無色透明な湯だ。

水素イオン9.16のアルカリ性単純温泉がザンザンにかけ流されている。

38.5度の源泉は90mほど先の湧出地からパイプ輸送をしており、浴用で加温、カランやシャワーではそのまま使用している。

かけ流しの湯だけではなく、浴場の床下からも常に湯を溢れさせており、床はいつも温泉でひたひた。

寝湯にもってこいな状態。

湯には淡いタマゴ味がありなんとも飲みやすい。

湯口においてあるコップで何杯も飲んでしまった。

4リットルの空の焼酎ペットボトルを３本持ち込んで汲んでる人もいた。

そしてその湯はしっかりとしたスベスベ感がある。

おまけに極小の気泡がびっしり体中に付く。

やったぁ、スベスベ＋ニュルプチの極上湯だ！

泉質名こそアルカリ性単純温泉だが単純硫黄泉の田沢温泉の有乳湯 にも似た素晴らしい湯である。

浴槽の美しさも相まって、ぼくの中ではかなり評価の高い湯となった。

戸倉国民温泉

長野県千曲市大字戸倉字芝宮2228-2

026-275-0457

入浴料　300円

アルカリ性単純温泉（アルカリ性・低張性・温泉）

38.5℃　　

pH9.16　　

蒸発残留物 0.27g/kg

250ﾘｯﾄﾙ/分

無色透明

淡い硫化水素臭あり

硫黄味あり

ツルスベ感しっかり

極小の泡が大量に付く

完全かけ流し