なんだかんだと近郊のスーパー銭湯系に3日連続で行ってしまった。
しかも昨日に続き、また温泉博士の手形で無料入浴。
その「川越天然温泉 」とは同系列の「宮の湯」。
この「宮の湯」は博士手形で4度目の来訪である。
宮の湯 小さな旅 むさしの湯
さいたま市見沼区には「小春日和」という、埼玉の中でも頭ひとつ抜きんでた日帰り温泉施設がある。
プレオープンで訪れたのだが、そのときはこの「宮の湯」がかなりかすんでしまった。
だがこの「宮の湯」も、通うに値する浴槽があるのである。
そのためには男子は奇数日を待たねばならない。
「石の湯」の日に行かないと意味が無いのだ。
「木の湯」には無く「石の湯」のみあるのがそう、源泉かけ流し浴槽。
「神酒の壷湯」と名づけられた3つの小さな浴槽である。
壷湯が源泉かけ流しってパターンは結構あるが、この「宮の湯」のそれはかなり値打ちがあるのだ。
循環の浴槽では源泉の香りはせずに塩素臭が目立ち、単純な塩味、透明にろ過されていて湯の花もないのに比べ、この壷湯たちはまったく違う。
写真では分かりにくいが、淡黄褐色にささ濁っており、細かな茶色い湯の花が無数に舞っている。
僅かにアブラ臭を伴った粘土臭がして、鉄味を含む苦塩味。
35.8度の源泉は若干加温されているがせいぜい38度ぐらい。
結構ガンガンにかけ流されている。
高張性のナトリウム-塩化物泉を源泉そのままに近い感じで十分に味わえるのだ。
もちろん人気の浴槽のため、入るには順番を待たないといけないが。
この浴槽があるために「宮の湯」はまた訪れてもよいと思う。
小さな旅 むさしの湯 「宮の湯」
さいたま市見沼区南中野422-1
048-680-7634
入湯料 平日700円・土日祝800円のところ温泉博士の手形で無料
ナトリウム‐塩化物温泉(高張性・中性・温泉)
35.8℃
pH7.3
成分総計14.043g/kg
1500m掘削
461リットル/分
源泉かけ流し浴槽で淡黄褐色ささ濁り
僅かなアブラ臭を伴う粘土臭あり
強塩味と淡鉄味あり
小さな茶色の湯の花多数
弱めのスベキシ感あり