横浜のBankART Studio NYK で行なわれた「ブラヴォー! 大野一雄の会」 に行ってきました。
6/1に永眠された大野一雄さんのお別れ会です。
ぼくの大野一雄生体験は、車椅子での舞台を一度観ただけ。
その一度のパフォーマンスによってぼくが最も影響を受けた芸術家の1人となった大野一雄。
関係者でもないぼくは、そんなただ1人のファンとして参加してきました。
実際様々な思いで大野さんに思いを馳せる人で会場は大賑わい。
著名な舞踏家を何人も見かけました。
いつも一緒に仕事をしているベリーダンサーさん(&ダンナさん)にもばったり遭遇。
仕事を離れたこういう場所で会う人には何かのつながりを感じてしまいます。
写真家の細江英公 さんが話されたエピソードの中でとりわけ興味深かったのが、病床の埴谷雄高を大野さんが訪れたときのこと。
「死霊」で「虚体論」の話を執筆していた埴谷氏は、中庭で即興で舞う大野さんを観て、「何もない宇宙から来て何もない宇宙へ向かっている」的な感想をもらしたそう。
あの形而上学小説の金字塔「死霊」をテーマに作家の庭先で即興で踊り、ずばり作品に応えた大野一雄。
想像しただけで眩暈がしそう…。
献花をさせていただいた祭壇は実に温かい雰囲気でした。
最後は献杯のあと、長男の永谷幸人さんの歌と次男の大野慶人さんによる舞踏。
慶人さんの手には一雄さんの指人形が…それは親子の最後のデュエットだったのでしょう。
訪れた人の涙と笑顔を見てるだけでも、大野一雄の芸術に再びブラヴォーと叫びたくなりました。
会場には色んな写真やポスターの展示がありましたが、はずれに展示された、おそらく最晩年に撮られたと思われる1枚の写真に大感動。




