「よえもん」…実は酒名の漢字が違う。
「酔」ではなく、当用漢字に無い字だ…とりへん(さけづくり)に与える。
何とも想像を色々させる字。
これは笹塚にある日本酒マニアの中では有名な「本間酒店
」にて購入。
いくつかシリーズがあったが、一番お手軽なのがこれ。
県産の吟ぎんがを100%使用。
先に言うと、味わいの第一印象がとてもH20年の酒とは思えない。
味わいの輪郭はイイ意味でこなれているが、舌にピリッとくる感覚。
そう、なんと極微だが発泡しているのだ。
この酒、平成20年10月に仕込んでいる。
つまり1年と数ヶ月経っているのに、炭酸の発泡がまだ見られつつ、味の輪郭はまさに飲み頃のように落ち着いている。
よほど保管・熟成状況がよいのだろう。
アルコール17-18度。
岩手県産の吟ぎんがを50%精米。
日本酒度+6、酸度2.0、アミノ酸度1.4で協会酵母7号を使用、仕込み21号と名づけられている。
色はほぼ無色透明だがごく淡く茶色がかっている。
香りは生酒を極めて上手に落ち着かせた感じ。
老ね香は一切なく、ふくよかな甘さをそこに湛えた、やや香ばしいバターミルクと桃系果汁を感じる。
それでいて荒々しさはなく、みずみずしさはしっかり保ったまま、味わいはこなれまとまり落ち着き、丸い円となってじっくり広がる。
ちゃんと甘味が広がった後にピリッと締める辛味がくる。
まさに好きなタイプ。
この酒、ものすごく美味しい!
余韻も長いが炭酸のピリッもずっと残り、おそらくこの蔵でしかできないパフォーマンスなのでは。
正直、驚いた!
全シリーズを飲みたい。
