バトンタッチ | 熊本大学ボート部

バトンタッチ

お世話になっております、M2の天本です。


私はいま、国民スポーツ大会に出場するため、青森県の下北半島へ来ております。津軽海峡を一望できる旅館から、北海道を見ながらこのブログを書いています。今回は、引退ブログということですが、まずはインカレの振り返りからしていこうと思います。


はじめに。大会の運営に尽力してくださった関係者の皆様、最後まで応援してくださったOB・OGの皆様、さらに熊本地震の復興支援に関わられた全ての方へ、この場を借りて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。



今年のインカレはクォドルプルでの挑戦になりました。私自身、インカレでは初めての大艇で、下級生3人をリードする立場として難しいこともたくさんありました。艇が思うように進まず、重たくピリついた空気になることもあった中、気を長く持って課題と冷静に向き合う空気を作ることを意識していました。結果的には最後まで十分にリードできませんでしたが、各々主張の強いメンツの割には、クルー間では打って変わって協調性を持ってやってくれて、非常に助かりました。



しかし、クルー結成してまもなく、ウォーターレタスの襲来、そして震災による活動停止。



ほとんど練習ができないまま、戸田入りし、あっという間に本番まで来てしまいました。

まだまだ課題は山積みなのに。



練習不足や経験不足が全面に出てしまい、予選は3着。

私たちは個人の力量だけは出場チームの中でも比較的ある方だったと思われます。エルゴ平均は約6分40秒で、地方国公立の中では良い方だったのではないかと思います。

それもあってか、レースを追うごとに経験値を積むにつれて徐々にスピードが増していきました。

最終的には最終日に残り、8位で入賞することができました。自身としても初めてかつ同種目ではチーム初の入賞であったので、嬉しさもある反面、最初から実力を発揮できていればもっと良い順位になっていたのではないかという思いで複雑な心境です。とはいえ、ラストレースを悔いなく漕ぎ切れたので、めでたしめでたし。













そして天本一宏、ボート部を引退。



ついにこの日が来てしまった。


共に戦ってくれたチームメイトのみんな、今まで本当にありがとう。


熊大ボート部で過ごした日々を、僕は死ぬまで忘れない。



おわり。

でも良かったのですが、、















そういうのは性に合わない。常に前を向いていたい人間なので。

今後のことを考え、6年半大学ボートをやった私から、熊大ボート部の課題を提起し、リストアップします。


課題その1

出漕する試合、合宿が少なすぎる


まず前提として、シーズン序盤、中盤にいくつか試合を経験すること、ロングが取れるコースで合宿することは、インカレでのパフォーマンスを向上させること間違いなしです。

これはいつも応援してくださっている方も同じように思われているかもしれませんが、とにかく熊大は試合に出ません。

正確には出ないのではなく、出れないのです。

原因はほぼ明確で、関東、関西から遠い地方にあるが故、遠征費が高くなり、金銭的な理由で出漕を諦めることがこれまでも多くありました。

インカレの自艇参加も、金銭的な理由で2022年を最後にしばらくできていません。艇の輸送費も熊本から運べば他のほとんどの地方からよりも高くなります。

正直不公平だと思います。なんで自分たちばっかりお金がかかるんだと何度思ったことか。

とはいえ、同じ地区の九州大学と比較しても圧倒的に試合数が少ないことは無視できません。

ボートは決してお金にものを言わせるスポーツではないと信じていたいですが、綺麗事を言っている場合ではないかもしれません。

ここは選手以外の頑張り所です。もちろん、選手が頑張っているからこそ、結果に現れるのは間違いありませんが。


課題その2

練習モーションが少なすぎる


練習が多ければ多いほど良いという考え方は少し古いと思いますが、それでも熊大の練習量は少ないです。

私の引退した後、モーション数を増やす予定と聞いたので、これから改善していくものと思われますが、モーションを増やそうという流れを後押しするために、あえてここでも課題として挙げておきます。

個人的にはやっぱり週6で動いた方が良いと思っています。今まで月金オフの週5でやってきましたが、目指す場所に対してそれで良いのかという疑問は以前からありました。

例えば、全日本選手権で最終日まで勝ち進むと、種目によっては4日連続でレースをすることになります。

普段4日以上連続で漕いでいないチームが、果たして4日連続のレースを漕げるのか。

土日の2部制など含め、今後の改善に期待です。

チクリと言いましたが、クォドルプルの方では結果がついてきたので、それだけ練習の質が良かったと言えます。特に今シーズンについては練習の質が良くなったと感じていたのでそこは自信持って良いと思います。質を担保したまま無理のない範囲でモーションを増やせば、最高に効率良く成長できるかもしれません。更なる進化を楽しみにしています。


課題その3

チームの応援が寂しい


これを書くかどうかは迷いましたが、これからOBとしてチームを見守る立場になる人間として、あえてここで書かせていただきます。

これは決して誰かを責めたり、注意しているのではなくて、現状として感じたことを正直に述べただけのものです。当然、完全な私個人の主観による主張です。比較する対象も強豪チームと比較してという厳しい視点から見ています。

実際に、今回の大会結果報告をFacebookの方で徳元さんにあげていただいておりますが、部の歴史的快挙であるにも関わらず、ほとんど反応していただいていないのが現状です。

当然、沢山の方に陰ながら応援していただいていることは百も承知ですが、それでもやはり寂しいものを感じてしまいます。

お金や物品での支援だけじゃなくて、言葉で応援するという選択肢があることを忘れてはいけません。そういう、言葉やメッセージでチームを応援する良い空気になれば良いなと思います。

リレーで走ってバトンタッチした後は、自分のあとを走るチームメイトを応援するように、バトンを繋ぐ後輩たちを応援しましょう。その応援が、きっとバトンを持った彼らの力になるはずです。

私は6年半漕いできただけの人間なので、偉そうに解決策を提示することはできかねますが、この場をお借りして問題提起すること自体が、せめてもの解決への助けになればと思う次第です。


以上、3つの課題を挙げさせていただきました。

漕手、マネージャー、卒業生。熊大ボート部と関係のあるすべての人間が、この現状と課題を把握して、向き合っていくことが、チームの発展につながると信じています。是非インカレで8より小さい数字の賞状を取って、私にみせびらかしてください。せっかくなので、メダルもギラつかせましょう。

目一杯、喜んで、悔しがってやります。


形式上、引退ブログを書くことになりましたが、実際のところはこれからも競技を続けます。早速、本日から国スポの本戦が始まります。今回も福岡県代表のダブルで出場します。



今後はライバルとして、熊大ボート部に立ちはだかる存在となるかもしれませんが、どうかお手柔らかに。