春が来る度に思うこと | 熊本大学ボート部

春が来る度に思うこと

こんにちは、4年マネ西浦です。




気がつけば、前回ブログを書いてから1年半程が経っていました。

時間が経つのは本当に早いもので、私もあっという間に4年生になり、今では後輩たちが中心となって部を引っ張ってくれています。




この春、たくさんの新入生が入部してくれました。

艇庫は活気に溢れ、部の雰囲気も一段と明るくなりました。

これからのみんなの活躍に期待が膨らむ一方、同時に不安も感じています。



私の代では、入部当初に比べて同期の人数が半分程に減りました。

その過程で、様々な事情や思いを抱えて、退部することを選んだ人たちがいます。

中には、自分の将来や価値観を見つめ直し、前向きな決断として退部を選んだ人もいます。

そうした決断は、その人の人生における大切な選択であり、心から応援したいと思っています。



しかし、全ての別れが前向きであったわけではありません。

葛藤を整理しきれずに退部を選んだ人もいますし、何かとの折り合いがつかずに、苦しい決断をした人もいました。

そうした姿を見てきたからこそ、残る側としてはやるせなさやもどかしさを感じることもありました。



こうした出来事を経て私は、部員のみんなには自分の意思を大切にしながらこの部と向き合ってほしいと考えています。

部活動を続けていく上で、自分自身がどうありたいのかを軸に考え、行動する姿勢を持ってほしいです。

誰かに言われたから、周りがそうしているから、という理由だけでは、苦しいときに心が折れてしまいます。



だからこそ、自分の言葉で、自分の考えで、ボートと、仲間と、この部と関わっていってほしいです。

成功も失敗も、続ける中でしか得られない経験があり、それらを自分の意思で積み重ねていくことに意味があると思います。



私自身も、辞めたいと思うことが何度もありました。

絶対に絶対に絶対に辞めてやると思ったこともありました。

それでも続けてきたこのボート部での時間も、残り僅かになりました。

だからこそ今は、ここまで続けてきた自分の選択を大切にして、最後まで責任を持って向き合いたいと思っています。

そして、新たに加わったみんなが、それぞれの意思でこの部活と向き合い、自分なりの形で最後までやり抜く姿が見られることを、心から楽しみにしています。




そして、本日、18時より新歓コンパが開催されます。

足元の悪い中、ご出席くださる皆様、本当にありがとうございます。

あいにくの天気ではございますが、現役一同、皆様とお会い出来ることを楽しみにしております。

どうぞお気をつけてお越しください。



また、今回はご参加が難しい皆様も、またの機会にお会い出来ることを楽しみにしております。




今後とも、熊本大学ボート部にご関心とお力添えをいただけますようお願い申し上げます。