化学療法の副作用について
あくまでもわたしの場合
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卵巣明細胞がん 1c1期
卵巣がん疑いの告知を受けて1週間後に両卵巣、両卵管、子宮、大網を手術で切除
その後の病理検査結果で腹水に陽性確認と卵巣がん確定
手術から約1ヵ月後に化学療法を開始し、5ヵ月後に治療終了
(使用した抗がん剤)
TC療法:パクリタキセル+カルボプラチン を6クール
(治療中に打った皮下注射)
ジーラスタ皮下注を初回除き5回
(治療中に服用した薬)
痺れ予防:牛車腎気丸
腸閉塞予防:大建中湯
吐気止め薬:デカドロン
便秘薬:センノシド、ピコスルファート
頓服薬:カロナール、ロキソニン
鼻炎薬:フェキソフェナジン
湿疹薬:スピラゾン
味覚障害
人生で初めて味覚障害になった。
ほんとに味がしない。
味を感じても薄い。
特に塩味が分かりにくい。
普段から濃い味覚が好きな私。
そのせいなのか、食事を摂ってお腹がいっぱいになっても、物足りなさを感じてしまう。
満足できない。
SNSやTVで美味しそうな食べ物を探してばかり。
めちゃくちゃ食べることに貪欲になった。
けれども吐気の副作用もあり、どんなに欲しても食べられるのは少量。
余計に頭の中は食べ物いっぱいに・・・。
実は今も(抗がん剤6クール終了し約5週間経過)以前みたいな味覚は戻っていない。
味は分かるのだけれど、舌が鈍感な感じ。
味覚が駄目になって、鋭くなったのが嗅覚。
私、以前は嗅覚が鈍感だったので特異な力を得られたとちょっと嬉しかった。
だが、こちらは徐々に元に戻りつつある。
〈対処法〉
抗がん剤投与時に氷を舐めて舌を冷やしてはいたけれど、あまり効き目なかったのかな?
それとも冷やしていたからこの程度で済んだのかは謎。
調理するときは、自分の舌は頼らずレシピ通りに作るようにした。
〈追記〉
血液検査で分かる亜鉛欠乏症の基準範囲は 80 ∼130μg/dL で、60 ∼ 80μg/dL 未満を潜在性亜鉛欠乏、60 μg/dL 未満だと亜鉛欠乏らしい。
副作用としては強く出ているほうだった味覚障害。
私の結果は、
1クール1周目 73L
1クール2周目 66L
2クール2周目 73L
3クール2周目 78L
4クール2周目 79L
5クール2周目 80
6クール2周目 70L
で、潜在性亜鉛欠乏に当てはまる。
値としてはさほど低くは無いし、抗がん剤前日の値も73だったので普段から低めなのかも。
血液検査で分かる値はあくまで目安で、味覚障害は基準値内でも起こる人、低くても起こらない人がいるとのこと。
でも気づいていなかっただけで、元より「味音痴」だったら、どないしよう。
(。>﹏<。)
亜鉛は頭髪にも影響を与える重要な栄養素なので、亜鉛が多く含まれる食事を心掛けようと思う。
〈追記2〉
抗がん剤終了後、約7週間経ったくらいで、「?」が付かずに美味しく味を感じるようになりました。
(*^_^*)
味覚が戻ったこと、とても嬉しい!