袁世凱は言った。
儒教の教えを破ればみんな倒せる。
確かに不仁、不義、不礼を貫くことで、
生き抜けることもあるだろう。
世の中には、一定の邪道が存在する。
特に戦時は、当たり前に正当化される。
戦争とは騙し合いで、兵は詭道である。
戦う素振りすら見せない卑怯さがある。
闘い上手は、相手の「鋭」の時は避け、
「惰」の時に攻める。
目的地ではなく、別の場所に行くと
見せかけて、目的地を奪うのだ。
かのCIAでも情報収集法の95%は、
公開されている情報から集めており、
そこから核心に近づいていく。
そんな邪道は、枚挙にいとまがないが、
平時に利用する輩もいる。
例えば、ショックドクトリン。
災害や感染爆発等のカオスに便乗して、
社会のルールを勝手に変更してしまう。
工作員を送り、国内メディアを掌握し、
プロパガンダ活動を行い、思考を奪い、
一気に乗っ取る。
組合を解体するため、わざと労働者を
忙しくさせて、横のつながりをなくし、
連帯を抑えて潰す。
試供品や試食サービスを勧めることで、
「返さなきゃ」という気持ちを悪用し、
商品を買わせる。
こんな風に世間には邪道の罠があるが、
肝要なのは、私達がこの心理操作術に
騙されないことだ。
そして、邪道の中心を全力で叩く。
まずは、トップとの対峙から始まる。
やなせたかしは言った。
変わらない真実とは、愛と勇気。
そんなきれいごとで戦ってみよう。
