私達は、鬱の人とどう向き合うのか。
頑張れと言わない、励まさないと聞く。
毎日、心を削りつつ頑張っている者に
追い打ちをかけてはいけないのだ。
鬱になる前は、カミングアウトしたら、
痛い人にされると感じて何も言えない。
そしてどんどん状況が悪くなる。
そんな自分をみじめに感じて、泣いて
気持ちを発散できるパワーがある内は、
まだいいかもしれない。
自分の鬱の気持ちを発信さえできれば、
誰かが気づいてくれるチャンスがある。
「私は不幸」は「私を愛してほしい」、
「誰からも大事にしてもらえない」は
「大切にして」というメッセージ。
普段の生活の中で、このメッセージを
受け取ったら、サポートしよう。
鬱の人は、他人から与えてもらうこと、
リンゴが落ちてくることを待っている。
「しんどい」と言えば「わかる」って
拾ってもらいたい。
だから鬱の人は、ただ隣で寄り添って、
居てくれるだけで安心して眠れる。
苦しいときには誰かの助けが必要だ。
心の中を一人ぼっちにさせない。
とはいっても、時にはその思いやりが
重荷になることもある。
鬱の人は自分一人の感情で一杯だから、
相手の感情までしょい込んだら苦しい。
状態に応じてサポートしよう。
