胃ろうで生きながらえる姿は痛々しい。
回復の見込みもないのに、生きる意味は?
飲み込めなくなった時が、その人の限界。
だから、尊厳死を選ぶ人もいる。
人には寿命があり、それに従うこと。
下手に延命などしないことだ。
人は、生きていなくても、残した日記や
思い出の中で対話することができる。
最善は不死でなく、望むだけ生きること。
人生100年では、短すぎる人もいれば、
50年でも長すぎるという人もいる。
多くの健康な人は、死は早すぎると感じ、
病気の人はぞっとするほど遅いと感じる。
死は、富める者にとっては恐怖であるが、
貧しいものにとっては救いとなる。
名誉が失われた者も、死が救いとなる。
死は恥辱からの確実な避難所にもなる。
生きていると生きていくは同じではない。
意志なき延命や脳死は、死かもしれない。
