企画を立てる前に何をするのか。

いくつか例示してみる。

 

①     チャート化してみる

まずは、いろいろノートに書いてみる。

その上で、2項に分けて図式化してみたり、

ロジックを組み合わせて、因果関係(A→B)、

対立関係(A⇔B)、相関関係(A≒B)したり、

矢印でつないで相関図を作ったりしてみる。

 

②     ストーリー化してみる

次に①チャートをストーリーにしてみる。

企画は細部から作り込まず、大枠を構造化。

大まかなシナリオに内容を加えていくのだ。

重要性の高いものを中心に構成していこう。

ストーリー化は時間軸だけにしないこと。

それでは単なる予定表。

因果、対立、相関もしっかり表すこと。

 

③     人の意見を聴く

アウトプットには、他人の目線を入れる。

企画は全員の理解がないとうまくいかない。

組織で語り合い、飛び交い、共有しながら、

多面的な視点を取り入れることが大切だ。

 

④     仮説を立てる。

企画はエンディングから考える。

仮説に向けてあれこれ調べて考えつつも、

結論に根拠を意図的に合わせていく。

物理的現実を踏まえていそうな理系ですら、

実際は虚構に科学を合わせていく。

実験する前に論文を書いてしまおう。

仮説に必要な証拠収集だけだから効率的。

 

⑤     成功フレームに当て込む

企画は関数Y=f(x)である。    

fはうまくいったフレーム。

このフレームfにⅹを代入して企画する。

ⅹは変数である。

満足度、話題性、売上などが最大化する

テーマⅹを探せ。

 

⑥     オマージュしてみる

パクリは法に触れる。

他者のストーリーそのままに意味はなく、

背後の論理を理解した上で、抽象化して

本質を模倣することが大切だ。

違う世界から持ってきた方が安心かな。

 

その他、アイデア会議、市場調査、試作、

アンケート、デザインやネーミングなど、

地道な準備が必要となる。

 

良い企画には泥臭い作業が必要なのだ。