日本企業は役職により忠誠心やインセンティブを
与えて人心を掌握している。
年齢を追うごとに、組織のピラミッド構造の中で、
左遷と冷や飯を喰わされ枠外に押し出されていく。
日本社会は、役職選抜が遅いため、多くの社員が、
それなりに働ける40代半ばまでは、出世レースに
参加できて勤労意欲も高まるシステムとなっている。
だが、これは組織の表向きのパフォーマンスであり、
出世競争が続いているように見せているだけである。
この時間をかけて人材をふるいおとす仕組みの中で
力の足りない人やおかしな人は勝手に落ちていく。
辞められたら困る人材は、人事でババを引かせない。
己の力不足は、組織の後ろ向き人事を招いている。
ただバブルと団塊Jrは人数の割にポストが少ない。
管理職を増やしてモチベアップに繋げる必要がある。
ただ、全員がリーダーとして意思決定をすることを
望んでいない。
組織はリーダーとフォロアーに分かれるものだ。
いいところでレースから降りるのもありか?
