私たちには、自動生命維持装置がある。

それが自律神経とホルモンと免疫システムである。

 

それらをつかさどるのが視床下部の仕事であるが、

勝手に生命維持機能を果たしてくれている。

ありがとう。

 

意識でやる気を出しても、無意識が異常であるなら

心身が悲鳴をあげ、大きな反動がくる。

 

今回は、その中から自律神経を取り上げてみたい。

自律神経には、交感神経と副交感神経がある。

 

私達にとって交感神経と副交感神経が高レベルで

バランスよく維持されるのがベストな状態である。

 

適度に緊張することで交感神経がほどよく上がり、

リラックスことで副交感神経が上がる。

 

自律神経は血流や臓器機能を支配している。

生きるためには自律神経を整える必要がある。

 

ただ自律神経のパワーは加齢とともに低下する。

年齢を重ねていくと、身体が意志、精神、魂と

決別してしぶしぶ動く奴隷となる。

 

特に女性は、更年期でエストロゲンが減少して

ほてり、発汗等の身体の乱れがおこってしまい、

ひどい場合は鬱状態や引きこもりにおちいる。

 

もちろん自律神経を乱すのは加齢だけではない。

不安、気温、重圧、睡眠不足、飲みすぎなどで、

自律神経の切替えができず混乱する。

 

こうしたストレス群が自律神経に影響を与えて、

下痢、免疫不全、アレルギーを伴い顕在化する。

 

特に注意しないといけないのは頑張りすぎる人。

感情やストレスを自覚できない失感情症となり、

気付いた時には重症になっている。

 

加齢はともかく、ストレスは減らしていこう。