世は、働き方改革。
休む、帰る、そして本丸「同一労働同一賃金へ」
時代は大きく変わっていく。
日本では、従前から長時間労働が美徳とされ、
「24時間働けますか?」のキャッチコピーが
もてはやされた極端な時期もあった。
実際に、長時間働けて、いつでもどこへでも
転勤可能な社員が評価されるオフィスカースト。
結果、男は勤勉で、女は怠け者とされてきた。
当時は、労働者人口も一定数キープされており、
ダラダラ仕事やサービス残業などに代表される
生産性の低い仕事でも社会を維持できた。
しかし、少子化高齢化に伴う社会構造の変化や、
女性の社会進出により、長時間労働と家庭との
両立が困難となってきた。
それは、このスキーム自体が、妻のケアワークを
前提として成り立っていたためである。
この昭和の産物を何とかしなければならないが、
いまだに年休の取得率は5割、正社員の16%は、
一日も取得していないという現実がある。
また長時間労働の是正も、遅々として進まない。
どうしても、働き方を変えれない人がいるのだ。
ただ、そうした中でも、社会を維持するために
私達は不断の努力を重ねる必要がある。
くまじぇらブログでは、これから数回にわたり、
残業の問題点と対応策について考察してみたい。