＜主張＞石破氏の解散表明 掌返しで信を得られるか
●リンク先・・・【２０２４年１０月１日／産経新聞／主張】
＜主張＞石破氏の解散表明 掌返しで信を得られるか https://t.co/NM0k7YTC39 @Sankei_newsより
— ハイパー有明 (@FJEzaWEIntOhpqB) October 3, 2024
毎回のことではありますが、月末にブログの更新を休んでいる間に、石破氏が自民党総裁選に勝利し、首相指名を受けて就任されましたが、ちょっとだけモヤっとする部分もあるのも事実であります。
まずは、石破氏の首相就任や自民党総裁に就任したのは、個人的には歓迎する部分はあるにはあるが、その後に流れる《解散～総選挙》への流れにはいささか不安な部分もある。
もちろん、まだ石破首相が公式な発言などをしたわけではなく、噂レベルでの話での報道が先行している状態ではあるが、裏金問題におけるキックバックを受け取っていた議員の民意を問うとの名目での解散・総選挙らしい。
そうしたこと自体を否定する気はないのだが、あまりに急すぎな日程などではないかなど、課題を解決しないままの突入に、少しだけ疑問は残る。
まずは、豪雨被害に見舞われた能登地方をはじめとする地域の状況を無視するかのようなことに、少し残念な気もする。
豪雨被害に見舞われた能登地方では、避難所での生活を強いられていたり、避難所にすらたどり着けていない人もいたりと、窮屈な生活を強いられている人もいる中、「国政選挙ですので、投票に行ってください」と言える段階なのかを問い直すべきだ。
しかも、報道などを見ていると、投票所として予定している建物に避難をされている方がいたりして、投票所を確保できない地域もあったりするという。
もっと言ってしまえば、投票所への入場券などの発送が可能かどうかも危ぶまれ、遠方に避難されている方などもいたりすることも予想され、本当の意味での「民意を問えるのか」の保証ができやしないようにも感じられる。
そしてもう一つは、仮に衆議院を解散し、総選挙へと移行したとしても、参議院議員の処分をどうするのかの説明も必要だ。
現段階の予定では、来年の今頃に参議院議員の半数改選が予定はされているが、その改選に該当しない参議院議員がいたとする場合、どう民意を問うつもりなのかも疑問である。
もちろん、このブログの執筆をしている段階では、まだ石破首相の解散の宣言はおろか、所信表明もまだの段階でのことであり、今後予定されている所信表明や、それに対する質疑応答の中で公式な発言などが行われるものと期待はするのだが、またしても掌返しが行われない保証はどこにもなく、強引に押し切られてしまうのではとの懸念もあったりする。
いつものことながら、＜タラ・レバ＞の段階でする話ではないのかもしれないが、これまでにも幾度となく裏切りに近いような状況を見せられて来たりしたこともあり、百パーセントで石破新首相を信じれると言い切れないのも事実である。
裏金問題に関しては、再調査などに関しても《一事不再理》を持ち出す自民党関係者もいるとかで、自分たちに都合のいい時だけ『順法精神』を持ち出す議員などがいたりと、「本当に反省しているんですか？」と問い直してみたい気がしているのも事実だ。
あれもこれもが大どんでん返しが起きるとも言えないし、完全否定するだけの自信もなかったりと、不安な部分ばかりが見え隠れし、今後の現実を直視してからであるべきなこともわかるのだが、本当に信頼に値する自民党に代わるのかを見極めたいのが先行し、疑いの目が消えないのも事実である。
ということで、まずは石破首相の所信表明を拝見し、その後の出方を見ていこうではありませんか。
日本国は民主主義の国で、国民主権の国であり、私たちは有権者であるのだから、国民の代表である国会議員を選べるのであるのだから、その動きに注視していきたいものである。
