花火大会が中止、中止、中止… ゲリラ豪雨だけが理由ではない コロナ後に変わった住民意識とは
●リンク先・・・【2024年8月4日/東京新聞/こちら特捜部】
花火大会が中止、中止、中止… ゲリラ豪雨だけが理由ではない コロナ後に変わった住民意識とは:東京新聞 TOKYO Web https://t.co/zuO1TWZpfk
— ハイパー有明 (@FJEzaWEIntOhpqB) August 4, 2024
コロナ過の行動制限も解除され、各地の花火大会も盛況かと思いきや、とある異変が起き始めている。
報道などでご存知の方もいるかもだが、天候不順による中止の話も聞こえてはいるが、花火の音や火の燃えカスの落下に開催時の人員確保、観客の出すごみ対策などで開催そのものがなくなる自治体も出始めているという。
ほかにも、費用の高騰も要因の一つとも言われており、夏の風物詩だからというだけにはいかないようである。
これまでにも、盆踊りの際の音楽や学校などの運動会の音など、新たな<騒音>問題として報道されている。
そうした騒音問題が、今回は花火に向けられたようである。
そして、観客の誘導や人員整理にかかる費用と、観客の出すごみ対策に頭を悩ます主催者側などの話もあり、費用に見合った催し化の議論につながったようだ。
いわゆる、「対パ・コスパ」の時代の議論に発展していったのだろう。
昨年だったか、花火の開催時に有料席を設けやり、会場周辺の道路に立ち止まらないようにとの理由で、柵を設けたりして見えなくするなどしたものもあった。
主催者側にしてみれば、見学者や会場周辺の見物客などの事故防止を優先するがためなのだが、観客側にしてみれば納得いかないのも理解はする。
ただ、ある自治体での歩道橋事故などを思い出すと、厳しすぎる交通誘導もいた仕方がないようには感じる。
夏祭りや花火大会は相当な人手が予想され、それを見越した商売の人たちも熱が入る。
様々な露天なども出店し賑わいに花を添えるが、そうした飲食店の容器や包装紙のごみの処分費用に不法投棄されるごみの処分にも頭を痛める自治体も増えている。
春先の花見客のゴミ問題同様で、会場のある自治体や開催の団体などの出費となる。
ここ数年はマナーも崩壊し、指定場所以外での冬季も目立っており、食べ残しのにおいやカラスなどの鳥害虫被害も報告されている。
そうしたことが積み上がり、開催の是非を問う形となった中、花火そのものの値上がりも影響しているとの話もある。
そうした状況下で、タイムパフォーマンスやコストパフォーマンスを問う声も上がり、自治体や主催者側も費用対効果を問う形になっていったようだ。
夏の風物詩とは言えど大きなイベントでもある。
情緒や人情論だけでは語り切れないものとなり、私たちの生活スタイルの変化にも対応していかなければならない。
だからと言って、<即中止>にするのも酷な気がするのも事実だが、「昔のまんま」でいいはずがないのも事実だ。
時代の変化によって変化をしていかないと、これまた取り残されてしまうのだろうか。