河野太郎氏「マイナカード持って避難」に能登から沸き上がる疑問 政府が「Suica」を配った理由
●リンク先・・・【2024年2月8日/東京新聞/こちら特捜部】
河野太郎氏「マイナカード持って避難」に能登から沸き上がる疑問 政府が「Suica」を配った理由:東京新聞 TOKYO Web https://t.co/vM2j1ldoFn
— ハイパー有明 (@FJEzaWEIntOhpqB) February 8, 2024
「非難の時にはマイナンバーカードを持ち出せ」なんて言われても、それは無理ってもんだよ!
なんて言ってしまうのは簡単ですが、可能な限りで構わないので、個人確認書類のようなものを持ち出せるよう、準備はしておきたい。
政府としては、マイナンバーカードを利用した本人確認や、生存確認や住民かどうかなどの確認を目的としていたのだと思われる。
引用した記事中の写真にもあるようなカードリーダーで情報を読み取れば、デジタル化された住民基本台帳などとの照合がスムーズに行えることなどを言いたかったのかもしれない。
ただ、すでに国民の多くが自動車などの運転免許証などを所持していることや、災害発生時に持ち出す余裕がなかったことが、今回の騒動につながったのかもしれない。
今後は、運転免許証とマイナンバーカードを紐づけならぬ共有化するとかいう話も伝えられており、それを待つしかないのかもしれない。
マイナンバーカードの情報などを利用すれば、これまで人手がかかっていたことや、時間を要したことも数秒で済むため、生存確認や個人の識別などに役立つとされていた。
しかし、今回の能登半島地震の際の津波や土砂災害の危険避難や、火事などの被害から逃れるためには、そんな余裕をかける暇もないのも事実だ。
ましてや、阪神淡路大震災時のように、明け方に多くが就寝中であったことなどを考えると、それもまた酷な話ともいえる。
私のように、病気の都合で自動車の運転免許証を失効し、マイナンバーカードの表面が個人確認書類となり、いつでも持ち出せる体制にしていれば、可能性は広がるだろうが、入浴中や就寝中でも必ず持ち出せるかの補償もない。
極端な話やSF的話になるが、すべての国民が首からぶら下げているとか、その人の体内にICチップを埋め込むなどしない限り、多くの国民が持ち出せるとの保証もない。
もちろん、国が掲げた理想的な役目を完全否定はしないが、現段階では難題ばかりが山積みで、国民への理解も進んでいない中で、そうした役目を押し付けてしまうのはいかがなものなのだろうか。
今回の能登半島地震では、停電の長引いたり、インターネット環境の復旧も進まなかったとも聞く。
そんな中で、国は理想ばかりを押し付けては、国民の協力や理解は得られるはずがない。