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母がどうしても見たいという映画があったので、一緒に随分久しぶりに映画館に行って参りました。
前回映画館に行ったのは、2012年のミュージカル映画『レ・ミゼラブル』以来ですので、ちょうど12年ぶりになります。
この時見た映画は…
「九十歳。何がめでたい」です。
佐藤愛子さんのエッセイ「九十歳。何がめでたい」を映画化した作品です。
ストーリーとしては、二度と書かないと決めたはずの佐藤愛子の元に編集者が訪れ、何とかエッセイ連載をお願いし、何度も断られる中、やっと重い腰を上げて、90歳のうっぷんを書くことにした佐藤愛子さん。
実際に、そのエッセイは175万部突破という破格の売れ行きだったそうですが、編集者のプライベートや、佐藤愛子さんの御家族なども登場し、面白おかしく描かれている映画です。
タクシーの運転手に三谷幸喜さん、美容師にLiLiCoさん、病院のスタッフに石田ひかりさんなど、短い出演でも、結構有名な俳優さん達が起用されており、知らない俳優さんの方が少なかった気がします。
佐藤愛子さんは着物の良く似合う大変綺麗なお方です。
その役を90歳になられた草笛光子さんが演じていらっしゃるわけですが、とても適役だと思いました。
佐藤愛子さんと草笛光子さんは、50年前…つまり佐藤さん50歳、草笛さんが40歳の時に対談をされたことがあったそうですが、そのお二人が、50年後にまたこういった形で一緒にお仕事をされるなんて、当時は誰も思いもしなかったことでしょう。
それだけ、お二人がお元気で長生きされている、ということですよね。
佐藤さんが飼われていた犬の話など、涙が出そうな場面もありましたが、あっという間の99分でした。
この映画を観ていると、今は年号も令和になり、パソコンやスマホが普及して便利な時代にはなりましたが、人情が感じられた昭和の方が良かったのではないか、と思うこともしばしばでした。
映画館から帰ってから、私も確か読んだなぁ、と思い、母の書棚を探してみたら、ありました!
佐藤愛子さん著の「九十歳。何がめでたい(小学館)」。
目次を見たところ、映画で描かれているタイトルが幾つかありましたが、私が読んだのは、この本ではなく、この後に出版された「新装版 何がおかしい(中央公論新社)」の方だったようです。
「新装版 何がおかしい」は佐藤愛子さんが96歳の頃に書かれた本です。
「九十歳。何がめでたい」は映画を想い出しながら、読んでみようと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました(^-^)
素敵な一日をお過ごし下さいネ♬
by こりん