熊本地名研究会

地名研』とは? -始まりとこれから-

1981年、熊本県水俣出身の民俗学者・故谷川健一氏が「地名」の学術研究調査等を通して、地域の自然・歴史・文化を正しく後世に伝えることを目的とする『日本地名研究所』を神奈川県川崎市に設立。 翌年の1982年12月、その呼びかけに呼応して「熊本地名研究会」(略称:地名研」)は発足しました。

 「地名」は歴史的に極めて古くかつ現在も使われているという点で特異な文化財です。しかし、その「地名」は市町村統合等によって徐々に失われ、現存する「地名」でさえもその地理環境・歴史に根ざした意味や意義を再考する機会は減少しています。当会は「地名」の足跡を辿り、そこに込められた意味、その価値を再考する活動をしています。同時に、地名復元、歴史文化学習会の促進、地域に根差した出前講座、地域の歴史文化を推進する町興し活動団体と連携した散策ツアー、出版等を通して、私たちが住む町や村の生い立ちを探り、これからの地域の在り方を考えると共に、啓発や提言も行っています。

 地名研究の第一人者でもある故谷川氏のお言葉、「日本の伝統文化の中核となる貴重な遺産である地名を守り、研究する」「日本人としての誇りと伝統を後世に伝える」ことを目指しています。

活動・実績 ~2022年

◆勉強会:「日本の地名」谷川健一著(2023年1月~)月1回開催 ※これまで「万葉集」「古事記」「風土記」「旧事本紀」「古語拾遺」を読む会 など開催

◆定例会:「地名討論」 月1回開催  内外部講師の講話や討論会 

◆現地散策: 坪井川園遊会と連携した「歴史散策」 年1回~2回

◆秋の現地探訪バスツアー  年1回

◆出前講座(公民館など) 随時 

◆熊本地名シンポジウム: ほぼ毎年開催(2022年までに28回開催)

県下各地で谷川氏の全面的支援を受け、地域の課題に取り組む学際的なシンポジウム。これまで昭和61年の「環シナ海文化と九州」を第1回として、「歌と地名」「球磨の地名と仏教文化」「阿蘇の神々と風土」「谷川民俗学の世界」「宇土半島の地名と風土―開かれた文化の先進地 」等を開催。

◆ニュースレター「熊本乃地名」: 毎月20日発行 (2022年月6月で248号)

◆出版本: 九州-地名と風土記、民俗と地名、城下町と地名、くまもと城下の地名、熊本の消えた地名、くまもと地名散歩 等

 

問い合わせ先

   熊本地名研究会 事務局 

   〒861-8073 熊本市東区長嶺西2-12-21 藤野芳太郎 方

    Phone: 090-2506-0487     Email:ku001426@yahoo.co.jp

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