八十いろは帖 〜 古流 〜 | 熊本城おもてなし武将隊武録ー雲外蒼天ー

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八十のいろは帖を開いていただき
有難うござりまする。

忙しい新年度ひと月目がそろそろ終わりを迎えまするが、引き続き黄金週間も疲れが溜まってゆきそうじゃ。

故にここしばらく、疲れを癒し心を落ち着ける時間を持つため、折を見てやっておることが御座いまする。

それが「肥後古流」。屋敷で茶を点て、いただく時間。実は先だって、何度か細川様や他の武将様と稽古に通わせて頂き、重ね茶碗でのお点前までひと通りご教授いただいたのでございまする!





紀州徳川家は、かつて表千家を庇護した歴史がございまする故、わたくしは表千家にしか知識がござりませんでした。
されど、茶の湯の原点ともいえる肥後古流のお点前を通じて、様々な作法の変遷を知ることが出来ました!

しかしながら、作法が違うても、茶の湯に通ずる精神は同じ。静かな中に、茶道具や釜が立てる微かな音を楽しみ、同じ一席に時間を共有する方々と、言葉を交わさぬ交流を持つ。
精神が研ぎ澄まされるような心地がいたしまする。

いつか、細川様とご一緒に、客人へ茶を振る舞う機会が出てくると良いのう。

此度はここまで。
皆さま方、ありがとの。

屋敷で頂く茶の湯には、やっぱり甘くて見た目も美しい「菓子」が大事じゃな!




八十


物事の始まりを表す「いろは」。
当世での新たな人生の「いろは」より、
生きる道にある様々な出来事をしかと噛み締め、
過ごして参りまする。
花のように朗らかに、明日も幸せに
生きて参りましょうの。