一心精進 隼之記〜晴雲寺〜 | 熊本城おもてなし武将隊武録ー雲外蒼天ー

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皆の衆!元気にしておるか?
隼之記(はやてのしるし)を見に来ていただき誠に嬉しき次第。

此度は、先日少し話しをいたした”高岳山晴雲寺”について紹介させていただきたい。


晴雲寺は現在、長崎県島原市の寺院にござる。
拙者の叔父の菩提を弔う為に、慶長六年(一六○一年)元々は肥後熊本に建立した寺じゃ。
一峰玄鉄和尚をお招きし開山といたした。


お寺を現在の島原に移したのには理由がござる。
加藤家改易の後、寺が困窮してしまったからじゃ。
元々加藤家にお仕えし、功を挙げておった庄林家であったが、改易の後、少しずつ衰退してしまった。
その際、どうにか寺を残そうと、肥後の地を離れ、縁があった肥前島原へと移る事にいたした。
肥前島原藩主 松倉重政様より土地を賜り、一峰玄鉄和尚自らが山野を開墾なされ、再興を果たし申した。





拙者、やっとの思いで足を運んで参ったが、晴雲寺本堂は改築中にて、本来の姿を見る事は叶わんかった。
されど、素晴らしい景観は変わらず、とても満足しておる。
本堂の工事が終わるのも非常に楽しみじゃ。






また、島原市指定文化財である「隠し十字入地蔵」もござった。





皆々も機会があれば、是非足を運んでいただきたい。
詳しい情報はこちらから。
何卒宜しゅう。







島原も誠に良い場所であったが、我らが熊本城にも来ていただきたい!
我ら熊本城おもてなし武将隊は毎日熊本城にて演舞を行い、おもてなしを行っておる。
拙者、熊本城にて待っておるぞ!




ここまで見てくれた者よ、ありがとうござる。
この武録を読んで、庄林家や加藤家に興味を持ってくれた者がおったら、過去にも多くの武録を上げておる故、そちらも読んでいただければ幸いじゃ。

この後も清正様をお支えし、精進して参る。
隼人