松井録「永年ノ憶」〜薩長同盟〜 | 熊本城おもてなし武将隊武録ー雲外蒼天ー

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松井録を読んで頂き誠にありがとうござりまする。

本日は睦月二十一日、旧暦で薩長同盟が結ばれた日にござる。







仲の悪いといわれておった薩摩藩と長州藩が坂本龍馬殿達の活躍により、締結された同盟でござりまする。

なぜ仲が悪かったと言われておるかは、大きく言えば長州藩は「倒幕派」と言う、国をさらに良くするために幕府を打倒し新しい政権を作るために奮闘し、薩摩藩は幕府の補佐をし開国を行い、少しずつ幕府内の改革を行っておったのでござる。
また、禁門の変等の両藩の武力衝突等があったため相容れない関係だったのである。
しかしながら、薩摩藩の中で幕府を打倒する方向性に変わり、敵対関係であった双方の仲介を龍馬殿が行ったことにより手を組むことになったのでござる。


また、薩長同盟が本日結ばれたことにより、ライバルが手を組む日などと言われるようになったのでござりまする。



以上
松井興長


〜松井録「永年ノ憶」〜
此の表題は400年前、拙者が生きた日々の追憶、当世に蘇って流れかていく日々や記憶を綴るもの……