十一月二十八日
此度も清正一代記を書する。
最終日最初の目的地は大内宿へ!
江戸時代の宿場の面影を今もそのまま残した貴重な村。
京都・倉敷・高山・角館と共に"重要伝統的建造物群保存地区"に指定されておる。
此の雰囲気は儂も直ぐに馴染み、昼食で頂戴した山形屋の"街道おろしそば"は誠に美味!
葱を箸の代わりにし、食すのが作法との事で珍しき体験をする事が出来た。
一日中おっても飽きぬほど気に入ったのじゃが、後ろ髪を引かれる思いで次の目的地へ!
名城・白河小峰城
此方は、東日本大震災で被災し、多くの石垣が崩れてしまったお城。
修復工事が行われ、其の経験や知識が熊本城の災害復旧にも活用されておるじゃ!!
小峰城の復旧した石垣を此の眼み焼き付けたく、此処も儂の願いで行程に入れさせてもろうた場所。
崩れた様子が分からぬほど、綺麗に復旧して御座った。
案内して下さった鈴木殿、有難う御座った!
最後の目的地は、此方も名城と言われし棚倉城跡
6年前に訪れて以来である故、此方も楽しみにしておった場所。
紅葉が見頃を迎え、美しい石垣との紅葉狩りは佳きひとときで御座った。
案内して下さった向坂殿、有難う御座った!
一行は熊本へ帰る支度を整え、福島空港へ向かう。
3日間運転を努めし、高橋殿も大義で御座った!!
此度の旅行を此れよりの生活の糧にして頂けたら幸い。
必ずや、此の旅で得た経験と学びを今後のおもてなし活動に活かして参る!
3部作に渡り展開した、福島旅武録を最後まで読んだ者達も天晴れよ!!
改めて、関わって下さった全ての方々へ心よりお礼申し上げる。
誠に有難う御座った!!
披見、大儀であった。
履
道
応
乾
◎加藤肥後守清正