覚兵衛報恩謝徳ヘノ道〜自らを由とする〜 | 熊本城おもてなし武将隊武録ー雲外蒼天ー

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一月 二十三日

 

先日、自由と民主主義の国、アメリカの新大統領にバイデン殿が就任致した。

 

自由を重んじる国だけあって、様々な考えがあり、バイデン氏の船出はなかなか厳しいもので御座る。

 

皆は、「自由」という言葉を聞いて、どのような事を思い浮かべまするか?

 

当世には、様々な自由の形があり、考えが御座りまする。

 

ただし、

 

・勝手気まま

・身勝手

・我が儘

 

此れらは、決して「自由」ではないと思いまする。

 

拙者は、他者を重んじた中で生じた言動こそが、本当の「自由」ではないかと思いまする。

 

他者と接し、集団生活をする中で「勝手気まま」と「自由」の違いを学んでいく。

 

故に、「ある一定の秩序の中でこそ、本当の自由が保障される」ということに気づく。

 

そうやって我らは成長していきまする。

 

ちと話を戻すが、かつてバイデン殿は子どもの頃、母親に「少しでもいいから相手の立場に立つように」と諭されたそうじゃ。

 

コロナ禍の今、各地で多くの問題が生じておりまする。

 

相手の立場に立って物事を考え、言動を心掛ける事で解決する事もあるのではなかろうか。

 

今一度、拙者自身「自らを由とする」ということを考えると致す。


 

 

 

加藤家筆頭家老

飯田覚兵衛直景

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