三月三十一日
此度も清正一代記を書する。
"第15回 小倉城桜まつり"最終日!
万民から愛される名城。
昨日よりも御客人が多かった様に感ずるのぅ!
桜の花が舞い踊り、皆々の心も踊る。
誠に素晴らしきまつりで御座った。
御世話になった方々、有難う御座いました!!
本日で3月最後の日を迎え、明日から4月に突入。
此の節目に、沢山の仲間が出立する事となった。
ひごまる隊よりありさ殿。
今までひごまると共に二人三脚で歩んでくれた事、感謝申し上げる。
寂しかろう、然れど、明日があるさ!と明日からもおもてなしの道をひごまると共に歩んで参る!
安芸ひろしま武将隊より、毛利輝元殿、吉川元春殿、杉原盛重殿、世鬼政親殿。
最近は中々共闘する事が出来なかったが、共に同じ志を抱き戦った日々は儂の生涯の想い出で御座る。
土佐おもてなし海援隊の皆々。
既に其々が武録にて想いを綴っておられた様に、もう既に此の世には居られぬのじゃな。
最後の脱藩先を我が肥後熊本とし、尽力してくださったこと、多忙の中、戦国パークに参戦してくださり誠に有難う御座った。
またいつか会える日が来ると信じておるぞ。
ありがとうねや!ほいたらにゃ〜!
やまがた愛の武将隊より上泉泰綱殿、鮭延秀綱殿、片倉景綱殿。
あれは昨年、米沢に儂が単騎出陣した時のことである。
陣所にて貴殿と談笑しておった折、
やまがた愛の武将隊は戦国パーク二日目、所用にて早く退陣せねばならぬと聞いた。
されど、虎嘯風生を共に舞いたいと申し出てくれた。
陣所にて虎嘯風生を指南致し、共に舞ったこと今でもはっきりと覚えておる。
戦国パークにて貴隊の舞台にて共に皆様方と舞うのを叶えてくれたこと、仕合わせで御座った。
立花家史料館ミュージアムキャラクター「立花雷切丸と墨縄」より墨縄殿。
戦国パークで初めて会うた時の衝撃は忘れぬ。
よもや、刀剣のみならず、火縄銃が斯様にして蘇ろうとは思わなんだ。
そして、名古屋おもてなし武将隊より哉太郎殿。
其方の忠義心は見事也!
名古屋おもてなし武将隊を確と支えて御座ったぞ!
最後に、我が半身。
御主には何度別れを告げればえぇんじゃ……
現世に留まり、留守を務めるのは儂の役目になっておる様な気もするが、其々が其々の役目を果たして来たからこその"現在"がある様に感ずる。
御主とはまた直ぐに会えよう。
それまで暫くさらばじゃ!!
して、明日の11時半頃、日ノ本の新元号が発表される。
ちょうど我等が城彩苑で武将隊ステージを行なっておる頃であろう。
皆々は平成の世で何を残す事が出来た!?
はたまた、次の新しき世で何を成し遂げたい!?
我等は常に惜別の情の中に生きていると言うても過言では無い。
此処では綴り切る事叶わぬが、御別れが沢山御座った。
別れていった仲間の想いを胸に、変わらず己の"おもてなし道"を極めん。
披見、大儀であった。
履
道
応
乾
◎加藤肥後守清正