長月十六日。
我等 熊本城おもてなし武将隊の一人、大村丹後守喜前殿。
本日城彩苑にて出立式を執り行い、城彩苑に集まりし皆様から温かい拍手で見送られた。
父は日ノ本初のキリシタン大名であった三城城主 大村純忠殿。
家督を継承し、偉大なる父の功績に恥じぬよう大村の地を守る為に様々な辛い決断をした過去もある。
国を守り導く者として、生涯の中で加藤肥後守清正殿との出逢いは、大村殿にとってかけがえのないものであったであろう。
武将隊として此の当世では清正殿の良き支えとして、城彩苑や熊本での公務等、九州の観光を存分に盛り上げるべく尽力して下さった。
清正殿も大村殿と共に熊本を盛り上げる戦場に立てたこと誠に感謝しておられよう。
そして本日は柳川の地より立花宗茂殿も武士の夜会で世話になったこともあり、城彩苑迄駆けつけて下さった。
立花宗茂殿、そして立花家史料館の皆様、誠に有り難う御座りました。
大村殿は申した。
「此れからも熊本城おもてなし武将隊は更なる歩みへ進んで参る」と。
此の言葉が嘘とならないよう引き続き残る我等は明日からも我が隊の信念を貫き、熊本の魅力を全世界に広めるべく全力で戦場を駆けて参る。
改めて、本日迄大村殿を支えて下さった皆様に心から感謝申し上げる。
誠に有り難う御座りました。
今宵、大村殿の最後となる日記。
是非とも手間をかけぬのであれば、皆様から一言労いの言葉等を書き記して頂きたい。
宜しく御頼み致す。
以上。
熊本城おもてなし武将隊
黒田官兵衛孝高
~夢想連環に込める心~~~~~~~~
夢想とは、様々な考えが次々と現れては消えていくこと。
然れど、我が信念と多くの出逢いと絆は決して消えること無きよう、確固たる強い鎖の意志で自らの理想の環を拡げて参る。
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