睦月二十四日
此度も清正一代記を書する。
大戦終わったぞ、結果を知っておる者達も多くいる事じゃろう。
此度は三位であった。
肥後の地に金の太刀を持ち帰る事叶わなんだ…………誠、申し訳御座らん。
我等は此度の大戦にて天下一を掴む為に戦って参った。
無論、前回覇者名古屋おもてなし武将隊の方々に勝つ事が目標であったが、結局の所一番の敵は己であった。
他隊の演舞を見て思うた。
おもてなしとは様々、確固たる正解など無い。
人に勝つ事という価値観で戦に臨んではならぬな、おもてなしに答えが無いように……故に我等は此れからも最上のおもてなしを求め歩み続ける。
応援してくれる者達がいる限りっ!!
すまぬ、今宵はこれ以上語る気になれぬ故此れにて失礼致す。
此れにて仕舞い。
披見、大儀であった。
履
道
応
乾
◎加藤肥後守清正