やあやあ!皆の衆!御機嫌麗しゅう!
此度も熊本城は風が強く吹いて参る!
熊本城は山城である故、平地より風が強く吹くのじゃ。
身を丸めながら登城致す御客人を見ると、山城に致したことを偲びなく思う。
しかしながら、築城時は生き抜く為!
難攻不落の城に致す為!を思っての事。
西南戦争で一度、建物は燃えてしまったが、民達の手助けがあって現在の熊本城が御座る。
建物が残る、復元されておる城は少ない。
九州の地で有名な岡城や肥前名護屋城は建物が残っておらぬ。
現在大河で盛り上がっておる福岡城も大半が残っておらぬ。
しかしながら、以前福岡城へ参った際、福岡むかし探訪館なる所が御座り歴史を楽しむ事が出来た。
城彩苑内にあたる湧々座と云った所か。
現代に蘇る事が出来、熊本城でおもてなし出来ている事、此れは改めて誠に感謝すべき事ではないか!
我が自慢の城であるぞ!
熊本城へは覚悟を持って参るべし!
故に見事登城された者には精一杯のおもてなしをさせて頂く!
本日、午後より我等のおもてなし時間が公務でちとばかし減って参る。
午後おもてなし演舞は御座るが、儂と覚兵衛は其のまま公務が続く故、皆々宜しゅうね!
天下一決定戦迄、後二日!
加藤清正であった
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