2023年最後の日も、観光地奈良には、
外国人の方がたくさん来られていました。
春日大社では大祓の行事が行われていました。

そんな中、私は東大寺へ。



東大寺の経典は華厳宗のお経。
その教えは、
🏵この世は全て関係し、共に調和し合う

🏵全ての中にひとつが、ひとつの中に全てがある

🏵この世のあるゆる事象は、自身の心が見せている。形や時間にとらわれず、宇宙の真理を追求せよ

🏵人間のみでなく動植物も含め全ての生き物の繁栄を願い他者の苦難を救済し、菩薩の教えを実践しなさい。互いを思いやりなさい。

と東大寺の解説の掲示にあります。

聖武天皇は、一定の職人や役人だけでなく、
民衆一人一人にたとえ『一握りの土、一枝の草』であっても、それを持ち寄れば盧舎那仏像の造像者の一人なのだと仰いました。




東大寺の建立の背景には、聖武天皇の念願のお子様が夭折してしまった悲しみがあります。

また、今も変わらぬ災害や飢饉にも見舞われた奈良時代、大仏には人間だけでなく動植物も共に栄えようという思いが込められており、神道や奈良公園の鹿さん達にも通じるものがありますね。

私たちは艱難辛苦を神や仏を側に置くことで
時には自らを励まし、
時には天皇がお言葉をお与えになり
乗り越えて来た
そういう国の国民なのだと改めて感じます。

人間や動植物の喜びが絶えぬ国を
子孫に遺せるのか。
一人一人が細胞のように、己の力を発揮し
互いが作用し合う大調和を実現できるのか。

それは、特定の誰かなどではなく
一人一人の掌の中にある一握りの土にかかっていると思います。






今日の一曲🌼



「僕たちは描ける 僕たちの未来を」



被災地の皆様が、一日も早く安心できる暮らしに戻れますように。

皆様も、笑顔の絶えない日々を送りますように。