みんなもう、SNSで有益な情報を発信しないでくれ、としょっちゅう思う。 | 旅館復活大作戦!!日本全国の旅館に、もっと元気になって欲しくて始めた ブログよ。

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「飲んでないのに飲んでるみたいだね」とたまに友人に指摘されます。

 

 

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「飲んでないのに飲んでるみたいだね」とたまに友人に指摘されます。なるほど、失礼だ。でも、否定もできません。特に、プロレス動画を観て興奮している時のわたしは、なんでしたら本当にお酒をいただいている時よりもよほど酔っ払いに近いかもしれない。

 

 

 

昨日も、新日本プロレスのサイトであるタッグマッチの動画を観ていたのですが、わたしはある選手のあまりの肉体美にすっかりやられ、思わずこうツイートしてしまいました。

 

 

「リコシェのケツがぷりっぷりだ! 獲れたての! 伊勢海老の! ように!」

 

 

すみません、取り乱して。しかも「お尻」ではなく「ケツ」なんて、下品極まりない言葉をチョイスしてしまって。でもね、聞いて。あれは、リコシェ選手の臀部の素晴らしさは、「お尻」なんていうお上品な言葉で表現してはいけないんです。

 

 

リコシェ選手は新日本プロレスで活躍するアメリカ人レスラーです。端正な顔立ちに彫刻に似た美しい身体。全身バネのような跳躍は、プロレスというより、一瞬、器械体操を見ているような感覚になります。動きのキレとリズムが良すぎて、この人は本当に三次元に存在しているんだろうかと疑いたくなることもしばしば。まるで漫画かアニメです。あの動き。あの跳躍。あの、長い長い、滞空時間。

 

 

話をリコシェのお尻に戻しましょう。いえ、違います。あれは、「お尻」ではない。「ケツ」です。力を込めて、宣言します。あれは「ケツ」です。形の美しさで言ったら、サラブレッドのそれと互角です。そういう意味なら「ケツ」ではなく、むしろ「トモ」と呼んだ方がさらに良いでしょうか。リコシェのトモ、感動します。躍動するゴムまりです。

 

 

普段、わたしは男性の身体にあまり興味がありません。造形美という点で言ったら、断然、男体派ではなく女体派です。女性の身体は、本当に美しい。素晴らしい。ずっと眺めていても、まったく飽きない。

 

 

しかし、だ。

リコシェは別です。

 

 

こんなにも、男性の身体を美しいと感じる日がくるなんて、夢にも思わなかった。

 

 

そんな感動を込めて思わずツイートしてしまったわけですが、ふと考えてみると、わたしはビジネスのためにSNSをやっている口でして、果たしてこの「リコシェのケツがぷりぷり」というつぶやきは、ビジネスに役立つのだろうか、と。

 

 

このツイートをきっかけに、どこかの旅館の女将さんが、「あたしもリコシェのお尻は素晴らしいと常々思っていたわ! よーし、作務衣50着ちょうだい!」となるかと言えば、絶対ならない。それどころか、このツイートをきっかけに、わたしと仲良くなりたいと思ってくれる女将さんが現れるとも考えにくい。だとすれば、趣味ではなくあくまでビジネスに役立てたいと思ってSNSをやっているわたしは、本当はどんなことを発信すれば良いのか。

 

 

やはり、自分のお客様のお役に立つ情報が良かろうと、そう思います。でもね。冷静にSNSを見ていると、気づくんです。あれ、これはもしや……って。

 

 

みんな役に立つ情報、発信してねぇ? って。

ついでに、格言みたいな、名言みたいな、自分語録っぽいこと、言ってねぇ? って。

 

 

もちろん、どんなお客様を対象にするかによって、役立つ情報も様々だから、それは良いと思うんだけど、それにしてもこれだけ役立つ情報だらけだとすると、そこにまた自分が役立つ情報を発信したところで、見てもらえるのかなぁ、と。例えば、役立つ情報がふたつあるとして、その役立ち度が同じくらいだったとしたら、どっちを見るか。当然、自分とつながりが深い方、自分が好きな人の方の情報を見ますよね。

 

 

だとすれば、役立つ情報を発信するよりも、先に好きになってもらわないとダメだろうなと思うんです。まずは関係を作る方が先だろう、と。

 

 

では、好きになってもらうにはどうしたら良いか? ……正直に言います。わっかんねーです! てへへ! 少なくとも、「リコシェのケツがぷりぷりだ」というツイートで、一体どなたがわたくしを好きになってくださるのか、そこは皆目見当がつきません。

 

 

 

かと言って、旅館の女将さんが好きそうなことはなんだろうと頭をめぐらせて、それが例えば「和カフェ巡り」だったとしても、和カフェにまつわるツイートは、あたしきっとできない。その前に、「女将さんは和カフェが好きなんじゃないか」っていう予想も、なんかちょっとナメくさってる感じがするし。「男性はななめ前髪のセミロングに甘めのワンピの女性が好きなんでしょ」くらいの、個々人の人格をまるで無視したつまらない押し付けの匂いがする。(上記表現には、多分に安達の偏見が入っております)

 

 

いえ、和カフェがどうこうではなく、漠然としたお客様像を想定して、その人に好かれようと媚を売ってる自分が気持ち悪いなと思ったってことです。

 

 

 

結局、いくらやり取りしても、好かれる人には好かれるし、嫌われる人には嫌われるし。そこはもう、どうしようもないよなぁ。ならばもう、自分を好いてくれるお客様に巡り合えるまでとにかく行動を続けて、その人のために役立つ情報をお届けしようと、そう思います。というか、役立つ情報は、出張の時に直接お伝えした方が良いかなぁ。

 

 

 

というのも、これはわたしが真面目すぎるのかもしれませんが、役立つ情報は、いっぱい見てると、疲れる。役立つ情報の量に比例して自分が成長できているかというと、悲しいかな、そんなこともないし。毎日情報の洪水に見舞われても、ふと気づいた時に、自分の中に残っている言葉は、あまり多くありません。それは、わたしのお客様も同じなんじゃないかしらと。

 

 

 

ひとまず、気の合う方に巡り合うのが先で、役立つ情報を届けるのは、その後かな。そういう方に巡り合うには、やっぱり自己開示が必要ですよね。自分が好きなものとか、普段考えてることとか、何に感動しているか、とか。うーん、となるとやっぱり、わたしが言いたいことを言うしかないのだよなぁ。

 

 

 

……「リコシェのケツがぷりぷり」に賛同してくれる旅館の方、誰かいないのかしら