いかん、涙が……
「リクルートできちゃう旅館の和装ユニフォーム」ならおまかせの
布の力久磨衣(くまい)の安達美和です(^◇^)
オリジナル暖簾や館内着・羽織なんかも企画製造してるんだぜッ
上の画像、なんだと思いますか?
そう、カップです。気持ち小さめの可愛いカップ。
どこから見ても、カップです。なんの変哲もない。
これは冒頭にも書きました通り、久磨衣スタッフの飯塚嬢が使用しているカップなのですが、朝お茶を準備している時に、夜全員のカップを集めて洗う時に、この飯塚嬢のカップを見ては、なんとなく目頭が熱くなってしまいます。他のメンバーのカップだと、そんなことにはなりません。ただもう、飯塚嬢のこのカップに限ってはダメで。
このカップはね、飯塚嬢のお母さまがこしらえたものなんです。飯塚嬢のお母さまは器用な方で、お裁縫もすればこんな風に陶芸もされます。
飯塚嬢は、3年ほど久磨衣を離れて、東京でお仕事をしていました。再び、わたし達と一緒に机を並べるようになったのは今年の春から。おかえりなさい、からのリスタートなのでした。そんな飯塚氏が、もう一度久磨衣でお仕事をするにあたり、毎日使うカップとして持ってきたのが、このお母さまの手によるカップなのでした。
わたしには、古巣へカムバックして仕事をしたという経験がありません。久磨衣にお世話になって、もう10年になります。この10年、久磨衣以外の場所を知りません。だから、これは想像でしかないのですが、飯塚嬢は、やっぱりほんの少し、不安だったんじゃないかと。飯塚嬢がいない間に久磨衣で流れた3年という時間は、長いわけではなかったけれど、決して短くはない。3年ぶりに戻るこの場所は、飯塚嬢にとってどんな風に見えたんでしょうか。どんな思いで、戻ってきてくれたんでしょうか。お母さまが作ったカップを携えて。
はー、泣ける……
あ、でも、違いますよ。わたしがこのカップを見て目がしらが暑くなる理由は。そういう、母と娘のあいだに横たわる情を想像して泣いているわけではないんです。
このカップ、よーく見てくださいね。
……ホラ。見えますか?
「フミエ」って彫ってあるでしょう? 釜に作品を入れる前に、どれが自分が作ったものかすぐに分かるように、予め底にしるしをつけておくんですって。飯塚嬢のお母さまは「ふみえさん」とおっしゃいます。
これ、カタカタなんですよ。「フミエ」。漢字でも平仮名でもなく、カタカナ。もしこれが、漢字や平仮名ではわたしの涙腺はぴくりともしないんですが。あー、ダメだー、思い出すと泣けるーーー。
これさー、江戸川乱歩の短編小説の「芋虫」に出てくる「ユルス」みたいじゃなーーーい?
そう思ったら、めっちゃ泣けなーーーい?
ていうか「芋虫」、めっちゃ泣けなーーーい?
なんかもう超好きなんだけど「芋虫」----
目も見えない、手足も使えない状態で必死に口で柱に刻んだ奥様への「ユルス」。
切ないよー! 胸が痛いよー! はー、泣けるぜーーー
……あれ? もしかして、飯塚嬢とお母さまのエピソードの方が泣けます?
おかしいなー
「芋虫」すげー泣けるんだけどなー
好きなんだけどなー
はー、泣ける……
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「アレ?あだちとオレってクラスメイトだっけ?」
くらいのラフなスタンスでつぶやいています。
ずんの飯尾の笑いは誰にも似ていない……彼は日本のお笑い界の奇跡だ!
みたいなことばかりつぶやいています。