ふと気がつくと、足元の小さなイトススキの鉢植えに ナンバンギセルが顔をのぞかせています。
朝夕がくっきりと冷え込むようになって、ちびかまは少し体を伸ばした。
ちびかまの後ろ羽は茶色くしっかりとして からだもぴんっとしている。
ふふっなかなかじゃないか。
ちびかまは振り返ると、満足そうにじぶんにみとれた。
と そこへウスバカゲロウの兄さんがふらふらと飛んできた。
全く何もないように見えるすきとおった薄い緑色の羽は よくとべるなぁと思うほど、華奢だ。風が吹いても、雨が降っても 兄さんは大慌てでラズベリーの大きな葉陰に逃げ込む。
だけど、その美しさは小さな庭では、ちょっと憧れの的だ。
めったに姿を見せないウスバカゲロウの兄さんを見かけると ちょっと得した気分になるくらいだ。
ちびかまは
今日は天気が良さそうだなと思った。
よく似た姿をしているけれど、ガガンボのおじいさんは頑丈で