日本歯科医師会、小林製薬の「糸ようじ」の推薦取り消し その3 ーエキスパートの意見ー | クマゲロのブログ(熊谷宏)

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田舎の歯科医師が個人の立場で徒然に呟いています。

ヤフコメには、エキスパートと言われる、各分野の専門家や有識者、ジャーナリスト、クリエイターが情報発信者としてその専門性に基づいて、自らの意思および判断でコンテンツを制作・発信するそれなりの立場の方もコメントされます。

いくつか取り上げてみます。

二人目の薬師寺泰匡さんには、

これでは 「歯科医師会は信頼できない意見表明をする団体なので、金輪際全ての発信は聞くに値しない」 と言われても反論ができません

とまで書かれています。

私は、高橋会長のこれまでの数々の失言なども合わせ考えると、取り返しのつかないことになる前に(すでにそうなっていると思いますが)即刻退陣されるのがよいと考えます。

石川智久
日本総合研究所 調査部長/チーフエコノミスト

この記事だけではまだ分かりませんが、日本歯科医師会は企業の信頼性の問題なのか、製品の安全性の問題なのかをはっきりさせる必要があると思います。不祥事に対してペナルティーが必要です。しかしながら、必要以上のペナルティーを与えることが、企業の新商品開発に対して後ろ向きになることにつながり、かえって消費者が不利益を被る可能性があります。そもそも論として、この記事にあるような、「製品に問題が無く会社に問題」であれば、推薦取り消しよりも、はっきりそのように声明してもらう方が消費者保護に繋がります。実際に消費者が使っている商品であり、どこまで安心できるかを具体的に説明することが重要でしょう。企業活動と消費者保護の観点からも、日本歯科医師協会の丁寧な説明を期待したいと思います。

薬師寺泰匡
救急科専門医/薬師寺慈恵病院 院長

そのものの信頼性ではなく、その企業が出しているから信頼できないといった態度は、非科学的としか言えないです そもそも推奨した根拠がどこにあるのかということが問われます 「根拠となるデータが改められた」、「根拠となった研究に不備があった」などといった理由でなければ、なぜそれをそもそも推奨したのかという問題に辿り着きます 推薦に値する企業ならどんな商品でも手放しで推奨すると言っているに等しいです これでは 「歯科医師会は信頼できない意見表明をする団体なので、金輪際全ての発信は聞くに値しない」 と言われても反論ができません 丁寧な説明を求めます