日本歯科医師連盟第150回臨時評議員会議事録を読んで改めて思う。 | クマゲロのブログ(熊谷宏)

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田舎の歯科医師が個人の立場で徒然に呟いています。

昨年12月7日に行われた、日本歯科医師連盟第150回臨時評議員会議事録が、都道府県歯科医師連盟事務局あてに、PDFファイルで送られました。

 

改定率が決まる前の臨時評議員会、まずは、山田宏先生の国会報告を改めて読んでみます。

 

「これまでは、この診療報酬改定というのは大体0.5とか0.4なんです。」

「去年においては物価高騰率は3.2。それから人件費の上昇」

「こういった中で、診療報酬を改定しなければ医療業界から人材がどんどん他に流出する、崩壊する」

「何としても、やはり私は最低4%と言いましたけど、そこまでは取らないといけない。」

 

勇ましい言葉が並びます。

 

で、結果は、

「+0.88% 歯科分は+0.57%」   orz…

 

なのに、日歯も日歯連盟も、「厳しい中プラス改定で評価する。」と。

 

まあ、なんともお人好しな。

 

我々会員が、その都度その都度、言われたことに納得していると思っておられるのでしょうね。

 

実際そういう人も多いのでしょう。だから、声が上がらないのですね。

 

会員のレベルの問題かもしれませんね。涙。

 

そして、もう一点は、例のパーティー券の問題。

 

ネットニュースで、「日歯連購入分は法定上限超えで違法」と報じられた件について、浦田理事長から説明があり、それについて私も質問したやり取りが記載されています。

 

日歯連盟ホームページのおしらせ「第150回臨時評議員会を開催」では、説明があったこともやり取りがあったことも全く触れられていませんが、議事録には掲載されています。

 

連盟員の先生方は、都道府県歯連盟事務局に問い合わせれば、見ることができますので、ぜひお読みいただきたいところです。

 

そして、パー券問題については、その後大きな展開になっていますが、安倍派議員である山田宏先生については、1月31日に山田宏事務所より都道府県歯連盟会長あてに、「ご報告とお詫び」と題したメールが送られています。

 

そこでは、

 

山田先生が代表を務める「自由民主党東京都参議院比例区第二十二支部」(政党支部)にて記載漏れがあることが判明した。

 

記載漏れとなっていた還付金は平成30年から令和4年までの5年間で合計560万円

 

当該還付金の使途については、山田先生の政治団体である「山田宏事務所」「山田宏よい国後援会」および政党支部の政治活動費・経常経費となっており、その多くがすでに政治資金収支報告書に計上されている。


一部記載漏れとなっていた政党支部の支出21万871円については、還付金とあわせて訂正する。

 

という旨が記載されています。

 

この問題も、日歯連盟の政治家へのお金の流れにおけるコンプライアンスについて、過去の不祥事からなにも学んでいなかったことを改めて感じます。

 

3月28日には第151回日歯連盟臨時評議員会が開催されます。

昨日会議資料が送られてきました。

 

診療報酬改定への評価、パーティー券の問題、執行部はどのように総括されるのか、東京に行って伺ってきたいと思います。