能登半島地震の対応について  1/23 | クマゲロのブログ(熊谷宏)

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田舎の歯科医師が個人の立場で徒然に呟いています。

(一部不正確な記載があったので、修正しています。)

 

1/11に、JMAT(日医災害医療チーム)、DWAT(災害派遣福祉チーム)、DPAT(災害派遣精神医療チーム)、AMAT(全日本病院医療支援班)、RAT(日本 災害リハビリテーシヨン支援協会)、災害支援ナースなどの活動が報じられる中、日本歯科医師会の人的支援チームの活動が後手になっているのではないか、という主旨の投稿をしました。

 

あれから12日、入っていくるさまざまな情報などから、いろいろと思うところはありますが、控えてきました。

 

JDAT(日本災害歯科支援チーム)も1/18あたりからようやく少しづつ動き始めているようです。

 

しかし、厚労省が毎日HPにあげている情報によると、

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37198.html

 

JDAT の活動状況(1月22日10時00分時点)として、

 石川県において4チームが活動中

とあります。

 

同じ時点での情報では、DMATは161チーム、JMATは60チーム、災害支援ナース84人(のべ1088人)、日赤救護班26チーム、JRAT7チーム とのこと。

 

報道ステーションでJDATに密着した報道などがされているようですが、マスコミによるリリースも大切ですが、一番は現場における歯科のプレゼンスです。

 

現場で活動する医師、看護師などが、歯科チームの存在をどこまで認識し、その意義を理解しているか。それが一番大切です。

 

広島県歯科医師会も3チームを登録し、第1班が1/25からの活動のため、明日1/24に出発します。

 

日本歯科医師会に登録し、日歯が活動地区及び日程を指定してきたのですが、広島県の第1班は、なんと能登半島先端で、被害の極めて大きい珠洲市が割り振られました。

 

1/22~1/28の活動日程では、広島県を含めて14の都道府県のチームが参加するようですが、能登半島までの移動距離が一番長い、広島県が珠洲市、青森県が輪島市になっています。

 

派遣が決まってから、車の手配や宿泊の手配など、派遣チームのメンバーや事務局が大変な思いで準備をしていますが、天気予報だと週末珠洲市には大雪の予報がでているようです。

 

東日本大震災のときには、宮城県歯がホテルを借り上げたという話も聞いていますが、今回は交通も宿泊もすべて自己完結です。

 

一番苦労したのが車の手配だったようです。当初スタッドレスの2WDを確保したようですが、大雪の珠洲市にそれでは危険すぎると、4WDを探して、やっと福井で見つかったようです。

 

車について言えば、今回派遣の都道府県の中で、広島県が一番南に位置しています。雪道運転など経験の少ないメンバーで珠洲市に送り込むことを、役員の一人としてとても心配していますが、チームのメンバーは、使命感に燃えていいます。

 

いずれにしても、送り出す県歯役員の立場からすると、メンバーの無事を祈るだけです。

 

保険については、損害賠償保険、医師賠償責任保険は日歯でかけるようですが、広島県歯でもさらに十分な保険をかけます。

 

明日の早朝の新幹線で広島チームは出発します。

見送りに行ってこようと思います。

 

発災から、すでに22日が経過しています。