1月30日(月)夕方に母のケアマネさんからわたしに電話があり、30分ほどお話をしました。
母の担当のケアマネさんが年末で退職になり、新しくSさんが担当に引き継がれました。
そしてSさんが「お母様が『今回で最後にしてもらいたい』とのことで お菓子を渡されて、こちらは『受け取れない』と言っているのに、強くおされて持って帰ってきてしまったのですが... これでよかったでしょうか」とおっしゃいました。
妄想性障害のある母は要介護認定で 月に1〜2度ケアマネさんに訪問いただいて、お話を聞いてもらっているのでした。母のお話というのは・お茶に毒が入っていた ・隣人に見張られている ・留守中に家でギター教室が開かれている などの被害を訴えるものです。
「私など親族ではない第三者の人に話を聞いてもらうことは客観的に大事なことだ」と母を説得して母にはケアマネさんに来訪して話を聞いてもらうようにしていました。月に一度は話を聞いてもらうことは母の障害にとっては大事なことなので 訪問を母の意向で止めることは母の精神の健康にとってもよくないことです。
母は被害妄想を募らせると 警察や隣のアパートの管理会社に通報したり、救急車が通っているのにわざと前を横切って邪魔をしたり...実際の迷惑行為を外部に行っているので 母の意志を尊重してケアマネさんの訪問を停止することはできません。
Sさんには「母にはわたしからまた言いますので、月に一度の訪問は継続をお願いします」と伝えて、次回はわたしも同席することにしました。
Sさんに「母がお菓子を用意するのは私に対しても、いつもお菓子を持って帰らせようとするんですよ。
それは私の好きではないお菓子ですので、母に『いらない。このお菓子は好きではないから、別のお菓子にして』とはっきり伝えても 毎度変わらない...10年以上 『いらない』と言い続けているのを繰り返しているのですよ」と伝えました。
相手が喜ぶからという動機でお菓子を渡すのではなくて、相手がそれを好むかどうか関わらず...わざわざお菓子を買って渡す
わたしが好きではないお菓子を わたしが「好きではない」とはっきり伝えているお菓子をわざわざ買いに行って わたしに渡し続ける…というところにも 精神の病が現れている。
お菓子を買って渡すという一見無害で善意の行為のように見えるけれど
10年以上も続けられていて わかった
わたしの言うことなど最初から聞く気はない
わたしを喜ばせようというような気は全くない
という 母の意志なんだとわかった。
最初の頃は 「善意で買って渡してくれているだろうに悪い、申し訳ない...」というような罪悪感
今でも お菓子を渡されて喜ぶことができない自分が 申し訳ない...という、わいてくる罪悪感が
自分が思っていた以上に わたしの心を苦しめる大きな負担だった✨ということをSさんにお話をすることによって気がつきました。
わざわざ わたしが好きでないお菓子をお金を使って買いに行って、わたしに渡す。という行為を長年続けられてきたのは なぜか?と思っていたのですが わたしに罪悪感を持たせる効果があったな と思いました。
お菓子なんて小さなこと、大したことのように思っていたけれど 呪いというか
思っていた以上に ずっとずっと苦しかったんだということを 人に話せて よかったです。
Sさんありがとう