11月14日の毎日小学生新聞
NEWSの窓 柳原美砂子 毎日新聞経済部副部長
世代をまたぐ国の借金
お金の使い方 注視が必要
 
ーーー(記事を全文転載させて頂きます。)ーーーー
 

 第2次岸田文雄内閣が発足しました。 最初の大仕事は、新型コロナウイル スで打撃を受けた経済を回復させるための対策づくりです。 目玉の「子どもへ の給付金」は全員に配るべきかどうかが政府・与党で議論になりました。 国のお金に余裕がなく借金が増え続ける中、予算を本当に困っている人のた めに有効に使う必要があるからです。

 

 10月24日 (一部地域は25日) のこの欄で「国の借金 返すのはみなさん」 という題名を見た読者の方から「子どもたちが将来に不安を感じてしまう」 とご指摘をいただきました。 不安にさせてしまったのであれば、 大変申し訳なく思います。

 

 日本の借金は約1200兆円に上ります。もちろん、全額をみなさんの世代 で返すわけではありませんが、借金がふくらむと私たちの生活に悪影響が出る恐れもあります。 現在も、 返済期限が来た借金を、 新たな借金をすることによって返しています。

 

 国は「国債」を発行し、それを銀行などの投資家に買ってもらうことで 借金をして、利息をつけて返します。 お金を稼ぐ力があり、借金もまじめ にしてきた日本は信用力があり、 低い金利でお金を借りられます。しかし何かのきっかけで 「お金を返せな いのではないか」と投資家から不信感 を持たれると、高い金利を払わないとお金を借りられなくなったり、円の価 値が急落したりする恐れがあります。 

 

 そうなると物の値段が急激に上がって国民の暮らしが苦しくなったり、 国の借金返済にあてる費用がふくらんで福祉や教育に使う予算が減ったりしかねません。 ギリシャは2009年、隠していた赤字がばれて信用を失い、借金ができなくなって、大幅な増税や公務員の削減などを迫られました。

 

 日本はギリシャと状況がまったく異なりますし、日本のように自分の国の通貨で借金ができる国は、いくら借金をしても問題ないという意見もあります。 ただ、この意見については、 麻生太郎・前財務大臣が「極めて危険」と指摘しています。 次の世代に借金を引き継ぐ以上、先輩たちが築いてきた信用 が下がらないよう、政府のお金の使い方に目を光らせたいと思います。

 
ーーーー (転載終わり)ーーーーー
 
 

 

 

 

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10月24日の毎日小学生新聞は本当に酷いと憤ったので編集部に意見を送信しました。

 


 

 

 

 

「生活が苦しくなった人を国が助けるのは当然のことですが、気になるのは、給付に必要なお金をどう工面するかです」

 

苦しんでいる人を助けることに対して なんの迷いが必要なのでしょうか

 

「日本は財政状態が悪い国ですが、さらに借金が増え、それを返していくのは将来、大人になるみなさんです。」

 

子どもたちに将来を不安にさせて脅すような印象を受けました。

そんな話があるでしょうか。ひどい話です。

 

 

国の借金は政府の借金であって、国民の借金ではありません。

ましてや将来世代 子どもたちに背負わせるツケや負担でもありません。

 

 

と、わたしは意見を送っている。

 

 

11月14日の記事には “10月24日 (一部地域は25日) のこの欄で「国の借金 返すのはみなさん」 という題名を見た読者の方から「子どもたちが将来に不安を感じてしまう」 とご指摘をいただきました。“

 

とあって わたしが送信した意見に対する返信のような形だと受け取ったけれど その内容はさらに酷いものだと思った。

 

 わたしは「子どもたちが将来に不安を感じてしまう」とご指摘しただけじゃない

 

 

・苦しんで困っている人を助けること対して なんの迷いが必要なのか?

 

・国の借金は政府の借金であって 国民の借金ではない。

ましてや将来世代 子どもたちに背負わせるツケや負担でもない。

 

 

ということが大事なことだと思って意見しているのだけれど

そこはスルーされている

 

 
 
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財源研究室のチラシやHPを読んで考えてみてほしい。

 

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