アギーレ監督のシステムと戦術 | ロメロの言いたい放題

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洗練された攻撃的な4-3-3の可変システム

前回は、「森保監督へ辿り着く流れ」を紹介しましたが、もう一度「アギーレの戦術」を紹介しましょう。結局、辿り着くところは、どうやって「得点」を奪うのかなのです。日本人の好きな後方からビルドアップ、いや日本人の場合には「パスを回して」と表現した方が良いでしょう。しかし、『「ボールを奪ってからフィニッシュ」へ持っていくまで、

無駄なパスが多く、相手守備者が戻ってきてしまい、ゴール前を塞がれてしまう』そんなシーンをよく見かけます。

前日本代表メンバーの「俺たちのサッカー」とは異なり、アギーレのサッカーは、基本通り無駄なパス回しを減らし、縦への動きを意識させた戦術です。

前線からボールを奪いショートカウンターとカウンター、手数を掛けない速攻、ラインの裏へ走る選手へのスルーパス…とアギーレ監督の攻撃戦術は明確で洗練されていました。

日本代表が攻撃的な戦術で試合をこなす毎にチームとしてまとまり、今までの日本代表戦が嘘だったかのように得点を重ねていったのだった。

 

アギーレ監督のシステム

アギーレ監督が記者会見で発表したシステムは可変式である。

例えばこの状況から攻撃になるときは、以下のように3-4-3のシステムになる。

しかし実際は、以下の「俺達のサッカー」が抜けきらない印象が強い。

まるで「日本人らしいサッカー」の具現化

試合を見る限り全員がフィールドで能力を躍動させ、様々な攻撃を展開させた。
スペインのスタイル「ティキタカ」を目指したが、スペインの中でも無駄だと思えるパスを省き、攻撃できるタイミングでは確実にシュートまで結びつける印象である。

アギーレ監督は「日本人らしさ」「日本化」などの言葉を口にすることは無かったが、まるでこれこそが日本人のサッカースタイルだと思える戦術だった。