おおなり修司・文
飯野和好・絵
絵本館
詩吟風の絵本です。
風でいいので
楽しみたいですね。
詩吟の世界
べんせいしゅくしゅくーーーーーー
よるーーー かわをわたるーーーー
鞭声粛々 夜 河を渡る
ここだけ 聞いたことがありますけど。
さて ある森に住む、
それはそれは立派なツノを
持つ誇り高いシカのものがたりです。
その立派なつのが
木にぶつかっておれてしまします。
かなしかーーーー
おれたつのをもって
シカは医者に行きますが
むずかしかーーー。
さみしかーーー
くるしかーーー
おそろしかーー
なやましかーー
いさましかー
ほこらしかー
おいしかーー
おかしかーー
いとおしかー
うれしかーー
そして ラストシーン
笑わせていただきました。
詩吟なんて聴いたこともないあなたも、
ましてや吟じたことのないあなたも、
好きなように節を付けて読んでください。
たのしか~!って詩吟風絵本の世界が拡がります。
おおなりさんからのメッセージ。
何年か前、浪曲風痛快チャンバラ絵本
「ねぎぼうずのあさたろう」
の読み語りライブを初めて観た時、
カンカラ三線を弾きながら股旅姿で
読み語る飯野さんの姿が、
とにかくカッコ良かったんです!!
その時、僕は思いました。
「浪曲風の他に何か考えられないかな?」
「そうだ!詩吟で行こう!」
そんなこんなで考えはじめて数年が経ち、
ついに詩吟風絵本
『シカものがたり』が完成しました。
絵も飯野さんに描いて頂き、感無量です!
詩吟っていうと何となく難しそうですが、
あくまで詩吟風絵本ですので、
自由に節を付けて読んでもらえれば、
うれしか~!!です。
なるほどです。
私も飯野さんの股旅姿の楽しい浪曲や
読みがたりを 生で聞いて
めっちゃはまったひとりです。
飯野さん 素敵な方です。
おおなりさんの絵本も
ナンセンスで豪快で
大好きです。
あーーー 絵本がいいですね。
昨日も大型商業施設の中の
書店でのお話会に
行かせていただきました。
たくさんの親子さん
みんな 元気で
絵本好きでリアクションがよくて
めちゃくちゃ 楽しかったです。
今日も絵本力に感謝です。