加古里子 ぶん え
福音館書店
磯に住む小さな貝や蟹たちが、広がる宇宙や海と同等の価値があるように
それらが優しいタッチで細かく面白く描かれています。
ページを開けただけで 海に
生きる無数の生物たちに出会え、
もう 読み手はワクワクします。
海はだんだんと深くなっていきます。
うみのこと全般 海辺での遊び
なんでも 詳しく図鑑のようです。
海と大陸の関係やそこへ伸ばす人類の英知と利器、
海にまつわるあらゆる情報をこの一冊で手に入ります。
なんと 1969年の7月 初版ですから
50年も前の作品なのです。
加古さんの作品はいつもこどもたちに良心を与え続けて
自然を理解することの意味も教えていただきました。
昨日 日曜美術館の再放送がありました。
92歳で亡くなったかこさんの最後のメッセージです。
どの言葉も 素晴らしいです。
本当にあふれる才能と努力の塊の方でした。
たくさん残していただいた作品を
ありがとうございます。
今日は 海の日ですね。
今日も絵本力に感謝です。