シャーロット・ゾロトウ 文
なかがわちひろ 訳
杉浦さやか 絵
あすなろ書房
古いアルバムの中で微笑んでいるの女の子。
今とは違うちょっとへんな洋服だし
今とは違うお家に住んでいます。
おかあさん そして おばあちゃん。
昔は 小さな女の子だったんですって、本当に?
今と 昔は 違うのかな?
でも、おかあさんは 教えてくれましたよ。
そらは やっぱり あおくて くさはみどり
ゆきは しろくて つめたくて
おひさまは まぶしくて あたたかい
いまとおんなじだったのよ
ひいおばあちゃんの時代もね。
私は 二人姉妹の姉として生まれて
私の母も 二人姉妹で
その母であるおばあちゃんは 7人姉妹でした。
私の娘は 二人で
長女には またまた 女の子が生まれました。
いつの時代も 空は青くて 草は緑なんですね。
そして 寝るときには 優しく 寄り添ってくれました。
そんな小さな幸せは いつの時も ずっと 同じです。
物語も優しく 杉浦さやかさんの絵が可愛いので
何回も見入りますね。
鮮やかな新緑と晴れわたった青空の今朝に
ぴったりの絵本です。
今日も絵本力に感謝です。