こすぎさなえ さく
たちもと みちこ え
PHP研究所
あるところに、〇△□のくにがありました。
〇△□のくにのおうさまは、いろんな形をいれかえて、
お城中のもようがえをするのが大好きでした。
あっちの部品とこっちの部品を入れ替えたり、
ばらばらにして また組み立てなおしたりします。
となりの国から、おひめさまをむかえることになりました。
さあ おひめさまに使ってもらう部屋がないため、
おうさまは大慌てで準備です。
お城中のもようがえをして、おひめさまを迎えるのです。
おうさまが作りかけのおひめさまの部屋をのぞきに行くと、
穴があいた壁を目の前にして家来たちがこまっています。
△にぽっかりあいた穴にどの形がはまるのか、わからないのです。
おうさまは、3つの形の中からぴたりと合う形を選んで、ぱこん。
見事にはまって、家来たちは拍手喝采。
そして おひめさまと末永く 幸せに。
パズルみたいに 図形を考えていく面白さもあります。
ここに 何が入る？
これを向き変えて みたら ほらね。
いったん ばらしてみるのもいいですね。
発想の転換。
いいですね。
このお正月 まったりしながら
PCで税務処理もしたりしてました。
一つ うれしかったことがあります。
実は 年末から おにぎり文庫の絵本が一冊なくて
こまってますのラインが来てました。
他の教室にもっていくのに 責任を感じておられて
どうしましょうのヘルプです。
おにぎり文庫は毎月末に８冊の絵本を教室から
他の教室に回します。
年末にいろいろ 話して とにかく その絵本は購入して
（ アマゾンさん 仕事早いので）
あとのブックコーティングやシールは年明けに
なんとかしましょうって 結論に。
でもね 不思議なことに 私 出てくる自信があったんですね。
ひよこっとね。絶対 でてくるって 根拠のない自信が・・・。
その先生に 鋏のおまじないもあるよってお話しました。
私が人に教えてもらった方法は
鋏をさかさまに どこかにぶら下げるのです。
そして ほっとく。
すぐ出てくるときもあれば 日にちがかかるときもあります。
でも、結構 出てきます。 意外なところからもね。
それを伝授してから ちょっと ネットで調べたら
あるある物が出てきたエピソードが山盛り。
やり方は 『 鋏さん はさみさん 私のなくした○○はどこですか？」
と言いながら 顔の横は 耳の横で カチャカチャさせるらしいです。
すると ここかなというところに 気持ちがいって すでに探したところから
出てくるとか ふとゴミ箱が気になり その中から見つけたとか。
出てきたら もちろん 鋏さんにお礼をいう。
あんまり 多用しないでね 鋏さんも忙しいからねには
笑ってしまいました。
私 鋏さんにお世話になっています。
そういや この頃 これを使ってないのは
ちゃんと あるべきところにものを戻すように
心がけているせいもありますよね。
あれこれどこやった卒業したいので 今年も
定位置に戻すを習慣化しましょうっと。
それでも 出てこないことになったら はさみさん
に 助けてもらうのもいいですよ。
私 この鋏さんのおまじないをよく人にも教えます。
どうしようから 一旦 気持ちが落ち着きます。
今日 その絵本がないと言われていた先生から
『 出てきました。』 とラインがきました。
だから 嬉しかったのはもちろんなのです。
でも、それ以上に嬉しかったこと。
それは 手離すことができたこと。
私 すごく 人に介入する癖が
あるので 『 こまった 』 話に首突っ込みがちなんですね。
なんやったら まかしとき 本の注文もコーティングもやるよの
勢いでかぶってしまいがちなんです。
そして 忙しくなってしまう。
まず アマゾンに注文しとくのはいい。安心だから。
出てきたら 教室の文庫に入れて ずっと読める。 ラッキー。
出てこなくても でてきても 年末年始で時間があったから
コーティングも ゆっくりできる。
よかった すべて 必要 必然 ベストと考える。
鋏の話も まあ やってみてもいいぐらいの感じでね。
そんなやりとりをしました。
最初 どよーーんとしていた 電話の向こうの
声がどんどん明るくなって
『 聞いてもらえて ほっとした。 』 と言われました。
年末年始に いつもなら気になってどうなってますって私から聞きたいのも
しないようにしてました。
だから 絵本がでてきたことより
自分の人に対するかかわり方が 今までより 進化して
よかったように思えて
めちゃくちゃうれしいんです。
ヘルプの時のかかわり方でその方の学び、、喜び
気づき、は 大きいですよね。
そして 共有できて幸せです。
今日は長々とおつきあいいただき
ありがとうございました。
あ、書店さんのお話会に いってきます。